SAP-C02-008 · 理解確認
理解確認:VPNと冗長ハイブリッドネットワーク
単一選択 16 / 複数選択 2 · 18問
この理解確認の目的
VGW / TGW、2トンネル、BGP、ルート優先度、ECMP、Direct Connect + VPN、障害ドメインを要件から判断できるか確認します。
Site-to-Site VPNで、オンプレミスに存在する実際のルーター / ファイアウォールをAWS上で表現するリソースはどれか。
B. Transit Gateway
C. Direct Connect ゲートウェイ
D. 顧客ゲートウェイ
答えと解説
答え:D
顧客ゲートウェイリソースは、オンプレミス側の顧客ゲートウェイ機器をAWS上で表現します。
オンプレミスから1つのVPCへIPv4 Site-to-Site VPNを接続する。多数VPCを集約する要件はない。最も単純なAWS側ゲートウェイはどれか。
B. Direct Connect ゲートウェイ
C. インターネットゲートウェイ
D. 仮想プライベートゲートウェイ
答えと解説
答え:D
単一VPCへの基本的なIPv4 VPN接続では仮想プライベートゲートウェイを利用できます。
Site-to-Site VPNのAWS側エンドポイントとしてTransit Gatewayが有力になる要件を3つ選択してください。
B. IPv6 トラフィックをVPNで運ぶ
C. 単一VPCへの単純なIPv4接続だけが必要である
D. パブリック VIFだけを利用する
E. 複数VPN 接続をBGP ECMPで集約したい
答えと解説
答え:A / B / E
多数VPCの中央接続、Site-to-Site VPNでのIPv6、複数VPN 接続のBGP ECMPなどの要件ではTransit Gatewayが有力です。
Site-to-Site VPNを作成したが、顧客ゲートウェイ機器ではトンネル 1しか設定していない。最も適切な対応はどれか。
B. トンネル 2を利用するにはDirect Connectが必要である
C. トンネル 2を削除して単一トンネル構成へ変更する
D. トンネル 2も構成して冗長経路として利用する
答えと解説
答え:D
Site-to-Site VPNは2つのトンネルを持つため、AWSは両方を構成することを推奨しています。
顧客ゲートウェイ機器がBGPに対応しており、ルート変更とトンネル障害時の切り替えを動的に処理したい。最も適切なルーティング方式はどれか。
B. 固定ルーティング
C. VPC ピアリング
D. プレフィックスリストルーティング
答えと解説
答え:A
動的ルーティングではBGPを使用してルート交換と経路切り替えを行います。
仮想プライベートゲートウェイへ同一プレフィックスがDirect ConnectのBGP ルートとSite-to-Site VPNのBGP ルートから広告されている。両経路が正常な場合、AWSからオンプレミスへの通信で優先されるのはどれか。
B. 両方を常にECMP
C. Direct Connect
D. ルートは選択されない
答えと解説
答え:C
仮想プライベートゲートウェイでは同一プレフィックスの場合、Direct ConnectのBGP経路がVPNのBGP経路より優先されます。
Transit GatewayへDirect Connect ゲートウェイとVPNを接続している。同一CIDRについて、Direct Connectは伝達ルート、VPNは静的ルートとなっている。DXをプライマリにしたい場合の問題はどれか。
B. VPNの静的ルートが優先される
C. 両経路が自動的にECMPになる
D. Transit GatewayではVPNを併用できない
答えと解説
答え:B
Transit Gatewayでは同一CIDRなら静的ルートがDirect Connect ゲートウェイの伝達ルートより優先されます。
Transit GatewayへDirect Connect ゲートウェイとSite-to-Site VPNを接続している。同一CIDRについてDirect Connect経路をプライマリ、VPNをバックアップとし、障害時に動的に切り替えたい。VPN側を静的ルートにすると静的ルートが優先されるため、この設計を避けたい。最も適切な方向性はどれか。
B. VPNへ同一CIDRの静的ルートを設定する
C. Direct Connectを静的ルートへ変更する
D. VPNの2本目のトンネルを無効化する
答えと解説
答え:A
VPNをBGPで伝達ルートにすれば、Transit Gatewayのルート優先度に従ってDirect Connect ゲートウェイ経路をプライマリとして設計できます。
Transit GatewayでVPN ECMPを利用するための条件として正しいものを3つ選択してください。
B. Direct Connectを必ず削除する
C. VPNで動的ルーティングを使用する
D. BGP ASNやAS_PATHなどを等価にする
E. ECMP対象はTransit Gateway側のVPNであり、仮想プライベートゲートウェイのVPNではない
答えと解説
答え:C / D / E
Transit GatewayのVPN ECMPでは動的ルーティングが必要で、等価経路として扱えるBGP属性が必要です。このECMP機能はTransit Gateway VPNで利用し、仮想プライベートゲートウェイのVPNでは同じ設計になりません。
1つのVPN トンネルで得られる帯域幅では不足するが、インターネットVPNを継続利用する必要がある。最も適切なスケール方法はどれか。
B. 1本のVPNトンネルだけへすべてのトラフィックを集中させる
C. Transit Gatewayへ複数の動的VPNを接続し、ECMPで並列利用する
D. 顧客ゲートウェイのASNをVPNトンネルごとに変更して分散する
答えと解説
答え:C
Transit Gatewayでは複数の動的 VPN トンネルをECMPで利用し、帯域幅を水平拡張できます。
Direct Connectを通常経路として利用し、Direct Connect回線障害時もAWSへの接続を維持したい。最も適切なバックアップ候補はどれか。
B. 同じDirect Connect接続上の追加VIF
C. 独立したインターネット経路のSite-to-Site VPN
D. 同じDirect Connect ゲートウェイの追加関連付け
答えと解説
答え:C
バックアップはプライマリと同じ障害ドメインへ依存しないことが重要です。
Direct Connect経由の通信をIPsecで暗号化したい。VPN トンネルエンドポイントにはパブリック IPを使用したくない。最も適切な方式はどれか。
B. 仮想プライベートゲートウェイをDirect Connectへ追加するだけでIPsec暗号化を実現し、VPN トンネル自体は作成しない
C. インターネットゲートウェイ経由でSite-to-Site VPNを構成し、トンネルエンドポイントにはパブリック IPを割り当てて暗号化する
D. Direct Connect上のプライベートIP Site-to-Site VPNを利用し、Direct ConnectをアンダーレイとしてプライベートトンネルエンドポイントでIPsecを構成する
答えと解説
答え:D
プライベート IP Site-to-Site VPNではDirect Connectをアンダーレイとして利用し、その上にIPsec トンネルを構成できます。
Direct Connect上のプライベートIP Site-to-Site VPNを使用している。Direct Connect 接続そのものが完全に停止した。最も適切な評価はどれか。
B. プライベート IP VPNも影響を受ける
C. VPNは仮想プライベートゲートウェイへ自動移行する
D. VPN トンネルだけは独立して残る
答えと解説
答え:B
プライベート IP VPNはDirect Connectをトランスポートとして利用するため、Direct Connect障害から独立したバックアップ経路ではありません。
Direct ConnectとインターネットVPNの2経路を構成したが、どちらも同じ通信事業者の同じアクセス回線を経由している。最も重要な問題はどれか。
B. VPN トンネルが2本なので完全冗長である
C. Transit Gatewayが物理経路を自動分離する
D. 共通の障害ドメインが残っている
答えと解説
答え:D
論理的に2経路あっても同じ物理回線へ依存すれば、共通障害で同時に失う可能性があります。
AWS側ではDirect Connectをプライマリ、VPNをバックアップとして正しく選択している。しかしオンプレミスルーターはAWS向け通信で常にVPNを優先している。最も適切な対応はどれか。
B. AWS側だけ正しければ構成変更は不要である
C. VPNは復路にしか利用されないため問題ない
D. Direct Connectではインバウンドルートを設計できない
答えと解説
答え:A
ハイブリッドネットワークのフェイルオーバーは片方向だけでは完成しません。AWS側とオンプレミス側の両方向でルート選択を確認します。
顧客ゲートウェイ機器がBGPをサポートしていない。AWS Site-to-Site VPNのルーティングタイプとして最も適切なのはどれか。
B. 動的ルーティングを選びBGPを強制有効化する
C. VPNではルーティング設定は不要である
D. Direct Connect パブリック VIFへ変更する
答えと解説
答え:A
顧客ゲートウェイ機器がBGPをサポートするなら動的ルーティングを推奨し、BGP非対応なら固定ルーティングを選択して対象プレフィックスを設定します。
仮想プライベートゲートウェイで同じ宛先プレフィックスについて、Direct ConnectからのBGP ルート、Site-to-Site VPNの静的ルート、VPNのBGP ルートをすべて受信している。プレフィックス長が同じ場合の優先順として正しいものはどれか。
B. Direct Connect BGP → VPN 固定 → VPN BGP
C. VPN 固定 → VPN BGP → Direct Connect BGP
D. 3経路は必ずECMPされる
答えと解説
答え:B
仮想プライベートゲートウェイでは同一プレフィックスの場合、Direct Connect BGP ルート、VPN 静的ルート、VPN BGP ルートの順に優先されます。
仮想プライベートゲートウェイに複数Site-to-Site VPN 接続を接続し、同一コストの複数トンネルをECMPで同時利用して帯域幅を増やしたい。最も適切な評価はどれか。
B. 仮想プライベートゲートウェイはVPN ECMPをサポートしないため、ECMPが必要ならTransit Gateway等の対応アーキテクチャを評価する
C. VPN ECMPはパブリック VIF上だけで利用できる機能なので、VGWやTransit Gatewayのルーティングとは関係しない
D. 仮想プライベートゲートウェイではSite-to-Site VPN 接続ごとにトンネルを1本しか作れないため、冗長化自体ができない
答えと解説
答え:B
Site-to-Site VPNのECMPはTransit Gatewayで利用できますが、仮想プライベートゲートウェイではサポートされません。