SAP-C02-018 · 理解確認
理解確認:TLSとCertificate Management
単一選択 15 / 複数選択 2 · 17問
この理解確認の目的
TLS終端、パブリック / プライベート証明書、ACM、リージョン配置、証明書ライフサイクルの設計判断を確認します。
一般インターネットユーザー向けのウェブアプリケーションをApplication Load Balancerで公開する。ブラウザからALBまでTLSを利用し、証明書管理をAWSへ集約したい。最も適切なのはどれか。
B. ALBはHTTP リスナーとし、バックエンド EC2だけでパブリック証明書を使ってTLSを終端する
C. サードパーティパブリック証明書をACMへインポートしてALBへ設定し、更新ライフサイクルは顧客が管理する
D. ALBのHTTPSリスナーへACMで発行したパブリック証明書を関連付け、ACMでライフサイクルを管理する
答えと解説
答え:D
パブリック信頼とAWS側での証明書ライフサイクル管理を同時に求めるならACM パブリック証明書をALBへ関連付ける設計が適します。
社内端末からだけ利用する内部 APIがある。会社管理端末には自社プライベートCAのルート証明書を配布できる。最も適切な証明書設計はどれか。
B. パブリック証明書を必須とする
C. 各サーバーへ独立した自己署名証明書を配布する
D. TLS 終端を行わずHTTPだけを使用する
答えと解説
答え:A
利用クライアントがプライベートCAを信頼できる内部 PKIではプライベート証明書を評価できます。
Amazon CloudFrontディストリビューションへカスタムドメインのACM証明書を設定する。ビューワー HTTPS用証明書を配置すべきリージョンはどれか。
B. オリジンと同じリージョン
C. us-east-1(米国東部・バージニア北部)
D. Amazon Route 53 ホスト型ゾーンと同じリージョン
答えと解説
答え:C
CloudFrontのビューワー HTTPSで利用するACM証明書は米国東部(バージニア北部)us-east-1へ配置します。
同じ api.example.com を東京リージョンとフランクフルトリージョンのALBで公開する。ACM証明書について最も適切なのはどれか。
B. Amazon Route 53へ証明書を保存して両方から参照する
C. CloudFront用証明書だけで両ALBも利用する
D. 各リージョンで証明書をリクエストまたはインポートする
答えと解説
答え:D
ACM証明書はリージョン規模のリソースなので、各ALBが存在するリージョンで証明書を用意します。
ACM パブリック証明書をDNS 検証で発行し、ALBで利用している。マネージド更新を継続したい。重要な設計はどれか。
B. 更新期間中だけALBのHTTPS リスナーをHTTPへ変更する
C. 更新ごとに新しい証明書 ARNへ手動切替する
D. 検証用DNS CNAMEを継続して公開する
答えと解説
答え:D
DNS 検証を利用したマネージド更新では、必要な検証レコードを継続して確認できることが重要です。
サードパーティ CAから取得した証明書をACMへインポートしてALBで使用している。更新について最も適切な説明はどれか。
B. ALBがサードパーティ CAへ自動的に更新リクエストを送り、置換証明書を取得する
C. 顧客が期限を監視し、更新証明書を取得・再インポートする
D. Amazon Route 53へ検証レコードを追加すればインポートされた証明書もACM発行証明書へ変換される
答えと解説
答え:C
インポートされた証明書はACM マネージド更新の対象ではありません。更新証明書の取得と再インポートを顧客が管理します。
クライアント→ALBとALB→アプリケーションの両区間をTLSで暗号化したい。最も適切なのはどれか。
B. ALBをHTTPS リスナー、対象グループもHTTPSにする
C. NLB TCP リスナーへ置き換え、アプリケーションまでTLSをパススルーする
D. ALBをHTTP リスナー、対象グループだけHTTPSにする
答えと解説
答え:B
クライアント→ALBとALB→対象は別接続です。両区間をTLSにするならフロントエンド HTTPSとHTTPSターゲットグループの双方を構成します。
Network Load Balancerに到着したTLS トラフィックをNLBで復号せず、バックエンドアプリケーション自身でTLSを終端する必要がある。最も適切なのはどれか。
B. NLBのTLS リスナーでTLSを終端し、バックエンドへTCPで転送する
C. NLBのTLS リスナーでTLSを終端し、バックエンドへ新しいTLS 接続を確立する
D. ALBのHTTPS リスナーへ変更し、ALBでTLSを終端する
答えと解説
答え:A
NLBで復号せずバックエンドアプリケーション自身へTLS 終端を任せるならTCP リスナーで暗号化済みトラフィックをパススルーします。
ALBの対象グループをHTTPSに設定している。対象証明書について最も正しい説明はどれか。
B. ALBは対象証明書のホスト名だけを検証し、証明書チェーンは検証しない
C. ALBはバックエンド対象のHTTPS証明書を検証せず、TLS接続を確立する
D. ALBは証明書チェーンと有効期限を検証するがホスト名は検証しない
答えと解説
答え:C
ALBがHTTPSターゲットへ接続する際、対象証明書の検証は行いません。そのためパブリックCA発行であることを必須条件にはしません。
ACM証明書管理について正しいものを3つ選択してください。
B. ACMへインポートした証明書は必ずマネージド更新される
C. ACM パブリック証明書は現在も一切エクスポートできない
D. CloudFront ビューワー HTTPSで利用するACM証明書はus-east-1に置く
E. DNS 検証レコードはマネージド更新のため維持する設計が重要
答えと解説
答え:A / D / E
証明書の配置、検証、ライフサイクル責任を分けて判断します。
パブリック証明書とプライベート証明書について正しいものを3つ選択してください。
B. 一般インターネット ブラウザから標準的に信頼されるサービスではパブリック証明書を評価する
C. プライベート証明書ではクライアント側がプライベートCAを信頼する必要がある
D. 内部サービスではプライベート証明書を利用できる
E. パブリック / プライベートの主な違いは暗号強度である
答えと解説
答え:B / C / D
パブリック / プライベートの中心的な違いは、証明書を発行するCAの信頼モデルです。
企業はACMでエクスポート可能なパブリック証明書を発行し、証明書とプライベートキーをオンプレミス ウェブ サーバーへエクスポートして利用している。ACMによる証明書 更新が完了した。
次の設計として最も適切なのはどれか。
B. DNS 検証が残っていれば古いエクスポート済み証明書も自動的に有効期限が延長される
C. 更新後は旧証明書と新証明書が同一内容になるため何もしなくてよい
D. 更新済み証明書を再エクスポートして対象インフラストラクチャへデプロイするプロセスを用意する
答えと解説
答え:D
ACMが証明書 更新を管理することと、カスタマーマネージドインフラストラクチャへ新しい証明書を配置することは別の責任です。エクスポート利用では更新後の再エクスポートとデプロイまで設計します。
HTTPS通信自体は暗号化できているが、利用者が偽の接続先へ誘導された場合も検知できる設計にしたい。TLSサーバー証明書が担う役割として最も適切なのはどれか。
B. 証明書のドメイン、発行者、有効期間、署名等を検証し、クライアントが接続先アイデンティティと信頼を確認するために利用する
C. 証明書はネットワークルートの次 ホップを選択するために使われ、TLS セッションのアイデンティティ確認にはDNSだけを使用する
D. プライベート証明書はパブリックCAではないためアイデンティティ確認には利用できず、暗号化キーの配布だけに使用する
答えと解説
答え:B
TLSでは機密性だけでなく、証明書を使って接続先アイデンティティと信頼を確認します。
Network Load BalancerでTLS トラフィックを受信する。NLB自身でTLSを終端し証明書をNLBへ設定したい。最も適切なのはどれか。
B. NLB TLS リスナー
C. NLB UDP リスナー
D. ALB HTTP リスナー
答えと解説
答え:B
NLBのTLS リスナーではNLB自身がTLSを終端します。対象側でTLSを終端したい場合はTCP リスナーによるパススルーを評価します。
AWS Private CAで署名されたプライベート証明書をACMのRequestCertificateで発行し、ACM統合サービスで利用している。証明書ライフサイクルとして最も適切な説明はどれか。
B. ACM経由で発行した対象プライベート証明書はマネージド更新を利用できる
C. プライベート証明書は毎回AWS Private CAのIssueCertificateを手動実行しないと更新できない
D. プライベート証明書はパブリック信頼保管先へ自動登録される
答えと解説
答え:B
ACMのRequestCertificateで取得したAWS Private CA署名プライベート証明書は条件を満たせばマネージド更新の対象です。信頼保管先へのプライベートCA配布とは別の責任です。
セキュリティ監査で、Amazon RDSのストレージはAWS KMSで暗号化されている一方、アプリケーションからデータベースへの通信ではTLSを使用していないことが判明した。チームは「保管中の暗号化が有効なので通信経路も保護される」と説明している。最も適切な評価はどれか。
B. 保管中の暗号化は保存データを保護し、転送中の暗号化は通信経路を別に保護するため、TLSなどを個別に評価する
C. TLSを有効にするとデータベースストレージも自動的に暗号化されるため、保管中の暗号化は不要になる
D. 転送中の暗号化はパブリックインターネット経由だけに必要で、VPC内通信では評価しなくてよい
答えと解説
答え:B
保管中の暗号化と転送中の暗号化は保護対象が異なります。保存データを暗号化していても通信経路が自動的に暗号化されるわけではないため、TLSなどの転送中の保護を別に設計します。
内部サービス向けに自社プライベート PKIを構成し、証明書のリクエスト/デプロイをAWSサービスと統合して管理したい。クライアント側へプライベートCAの信頼アンカーは配布できる。最も適切な候補はどれか。
B. パブリック証明書しか利用できないためパブリックCAだけを使う
C. NLBのTCPリスナーだけを使い、証明書による認証を不要にする
D. IAMアクセスキーをTLS証明書の代わりに利用して内部通信を認証する
答えと解説
答え:A
AWS Private CAとACMを組み合わせることで、プライベートCAで署名されたプライベート証明書をACM経由で発行・管理できます。クライアント側ではプライベートCAを信頼させる必要があります。