SAP-C02-019 · 理解確認
理解確認:CloudTrailによる監査設計
単一選択 11 / 複数選択 4 / 穴埋め 0 · 15問
この理解確認の目的
管理 / データイベント、組織証跡、集中型ログ記録、ログ完全性の設計判断を確認します。
本番アカウントでセキュリティグループのインバウンドルールが変更された。誰が変更したかを監査したい。最も直接的に確認すべきCloudTrail イベントはどれか。
B. ネットワークアクティビティイベント
C. 管理イベント
D. Insights イベント
答えと解説
答え:C
セキュリティグループルール変更はAWSリソースの設定を変更する制御プレーン操作なので管理イベントです。
機密情報を保存したAmazon S3 バケットについて、誰が特定オブジェクトを GetObject したか記録したい。最も適切なのはどれか。
B. 管理イベントだけを記録する
C. VPC フローログだけを有効にする
D. IAM Access Analyzerだけを有効にする
答えと解説
答え:A
オブジェクト-レベル APIアクティビティはCloudTrail データイベントです。
CloudTrail イベント履歴だけを使用している。監査部門から「2年前の全アカウントのアクティビティを確認できる必要がある」と要求された。最も適切な判断はどれか。
B. 各アカウントのイベント履歴を定期エクスポートしてセキュリティチームが個別保管する
C. 監査アカウントに単一-アカウント証跡を作成し、メンバーアカウントのイベント履歴を参照する
D. 組織証跡を構成し、中央ログアーカイブへ継続配信する
答えと解説
答え:D
イベント履歴は各リージョンの過去90日管理イベント確認用です。組織全体の長期監査には組織証跡と中央保管を設計します。
Organizations配下に80個のAWSアカウントがあり、すべてのアカウントへ統一されたCloudTrail設定を適用したい。今後追加されるアカウントも自動的に対象にしたい。最も適切なのはどれか。
B. AWS Organizationsの組織証跡を作成し、現在と将来のメンバーアカウントを統一して対象にする
C. 管理アカウントのマルチリージョン証跡だけを作成し、メンバーアカウントには設定しない
D. 各メンバーアカウントのイベント履歴を監査アカウントから参照する
答えと解説
答え:B
組織証跡はOrganizations配下のメンバーアカウントへ一貫した証跡設定を適用し、新規追加アカウントも対象にできます。
CloudTrail組織証跡の監査ログを、ワークロードアカウント管理者とは別のセキュリティチームが管理する必要がある。最も適切な基本設計はどれか。
B. セキュリティツール群アカウントへ生ログを保管し、検知サービス運用と根拠保持期間を同じアカウントで行う
C. 専用ログアーカイブアカウントのS3 バケットへ中央集約し、ワークロード運用から分離する
D. 各ワークロードアカウントのS3 バケットへ保存し、中央セキュリティチームには読み取り専用クロスアカウントアクセスだけを付与する
答えと解説
答え:C
監査根拠をワークロード管理やセキュリティツール群の日常運用から分離するには専用ログアーカイブアカウントへの中央集約が適します。
CloudTrailのログファイルについて、S3への配信後に変更または削除されたかを後から検証したい。最も適切なのはどれか。
B. S3 Object Lockを有効化し、保持期間中の削除を防止することでCloudTrail固有の完全性検証の代わりにする
C. S3 Versioningを有効化し、オブジェクトのバージョン履歴だけを使ってCloudTrail ログが改ざんされていないことを暗号学的に検証する
D. SSE-KMSでCloudTrail ログを暗号化し、暗号化されていることだけを根拠に配信後の変更・削除がないと判定する
答えと解説
答え:A
ログファイル完全性検証はダイジェストを利用して、配信後のCloudTrail ログファイルが変更・削除されたかを検証します。S3 Object Lock、S3 バージョニング、暗号化とは責任が異なります。
CloudTrailログファイル完全性検証を有効化し、検証結果も正常である。別の要件として「監査ログを7年間、管理者を含めて削除できない状態で保持する」必要がある。最も適切な判断はどれか。
B. 完全性検証は配信後の変更・削除を検証する仕組みであり、削除防止や保持期間の強制には別の不変保持制御が必要である
C. 完全性検証はログを暗号化する機能なので、暗号化キーのローテーションだけで7年間の不変保持を満たせる
D. 完全性検証を有効にするとCloudTrailイベント履歴の保持期間も7年間へ延長される
答えと解説
答え:B
ログファイル完全性検証は、配信後のCloudTrailログが変更・削除されたかを検証するための仕組みです。削除そのものを防ぐ不変保持や保持期間の強制とは責任が異なるため、要件に応じて別の保持制御を組み合わせます。
大量のオブジェクトアクセスが発生するS3環境で、機密バケットだけについてオブジェクト読み取り / 書き込みを監査したい。最も適切な設計はどれか。
B. 必要なS3 リソースのデータイベントだけを選択して記録する
C. 管理イベントをすべて無効化する
D. 組織証跡を使用せずアカウントごとに異なる設定にする
答えと解説
答え:B
データイベントは高ボリュームになり得るため、監査要件に必要なリソースへ対象を絞る設計が適切です。
全AWSリージョンでアカウントアクティビティを監査し、意図しないリージョンでのリソース作成も追跡したい。最も適切な証跡設計はどれか。
B. イベント履歴だけを利用
C. S3 データイベントだけを記録
D. 単一リージョン証跡だけを利用
答えと解説
答え:A
アカウント全体の監査では、すべての有効リージョンを記録するマルチリージョン証跡を基本候補にします。
CloudTrailの管理イベントとデータイベントについて正しいものを3つ選択してください。
B. S3
GetObject は管理イベントの例であるC. S3 オブジェクト操作はデータイベントとして記録できる
D. データイベントは証跡でデフォルト記録される
E. データイベントは高ボリュームになり得るため、必要な対象へ絞る設計を評価する
答えと解説
答え:A / C / E
管理イベントは制御プレーン、データイベントはリソース内のデータプレーン運用です。データイベントはデフォルト記録ではなく、ボリュームを考慮して対象を選びます。
エンタープライズのCloudTrail監査設計として適切なものを3つ選択してください。
B. 組織証跡でメンバーアカウントへ統一設定を適用する
C. ログファイル完全性検証をログ削除防止機能として扱う
D. 中央ログアーカイブへ組織のログを集約する
E. ログファイル完全性検証で配信後の改変検知を可能にする
答えと解説
答え:B / D / E
組織全体の収集、中央保管、完全性検証を別々の責任として設計します。
AWS Organizations配下の多数アカウントで組織証跡を利用する。管理アカウントでは日常のセキュリティ運用を極力行わず、専用セキュリティアカウントから証跡を管理したい。最も適切なのはどれか。
B. 各メンバーアカウントへ個別証跡を作りアプリケーションチームへ管理させる
C. セキュリティアカウントをOrganizations 管理アカウントへ変更する
D. 組織証跡は管理アカウントからしか管理できない
答えと解説
答え:A
CloudTrailの委任管理者は組織証跡を管理できます。エンタープライズでは日常セキュリティ運用を専用アカウントへ分離する設計を評価できます。
組織証跡のログ宛先として別アカウントの中央 S3 バケットを指定したが、CloudTrailからログが配信されない。バケット自体は存在している。最も適切な確認事項はどれか。
B. メンバーアカウントのEC2 セキュリティグループがS3向けHTTPSを許可しているか確認し、CloudTrail配信トラフィックを通過させる
C. CloudTrail イベント履歴の保持期間を延長し、90日を超えて保存すれば中央 S3 バケットへの配信も自動的に開始される
D. 各メンバーアカウントでVPC フローログを有効化し、フローログ経由でCloudTrail イベントを中央 S3 バケットへ転送する
答えと解説
答え:A
中央ログバケットを指定するだけでは配信権限は成立しません。CloudTrail サービスが組織ログを書き込めるバケットポリシーが必要です。
CloudTrail イベント履歴について正しいものを3つ選択してください。
B. 現在のAWSリージョンの管理イベントを確認できる
C. 過去90日間の管理イベントを表示・検索できる
D. 組織全アカウントの長期監査ログを自動集約する
E. イベント履歴を利用するために証跡作成は必須ではない
答えと解説
答え:B / C / E
CloudTrail イベント履歴は現在リージョンの過去90日管理イベントを確認する機能です。データイベントや組織全体の長期集約が必要なら証跡等を設計します。
現在 CloudTrailのイベントタイプとして本文で扱っているものを4つ選択してください。
B. 管理イベント
C. データイベント
D. ネットワークアクティビティイベント
E. AWS Security Hub 外部公開イベント
F. Insights イベント
答えと解説
答え:B / C / D / F
現在 CloudTrailには管理、データ、ネットワークアクティビティ、Insights イベントがあります。この教材ではアーキテクチャ判断の中心として管理とデータの使い分けを重点的に扱っています。