SAP-C02-025 · 理解確認
理解確認:DR戦略パターンの比較と選択
単一選択 10 / 複数選択 1 / 穴埋め 0 · 11問
この理解確認の目的
パイロットライト / ウォームスタンバイ / マルチサイト アクティブ/アクティブを、RTO / RPO・コスト・復旧運用・平常時の復旧リージョン状態から選択できるか確認します。
企業はリージョン障害へ対応する必要がある。RTOは30分以内、RPOは5分以内で、データは復旧リージョンへ継続レプリケーションする。災害時のアプリケーションデプロイ / スケールは許容できるが、平常時の稼働コストはできるだけ抑えたい。最も適切なDR戦略はどれか。
B. ウォームスタンバイ
C. バックアップと復元
D. パイロットライト
答えと解説
答え:D
復旧時の追加デプロイを許容でき、短いRPOは継続レプリケーションで満たしつつ稼働コストを抑えたい要件ではパイロットライトが適します。
リージョン障害時に5分以内でサービスを再開する必要がある。復旧リージョンは平常時からアプリケーションとデータベースを含む完全機能の縮小版を稼働し、障害直後から一部トラフィックを処理できる。完全本番キャパシティを常時維持する必要はない。最も適切な戦略はどれか。
B. パイロットライト
C. マルチサイト アクティブ/アクティブ
D. バックアップと復元
答えと解説
答え:A
復旧リージョンがすでに完全機能し、縮小キャパシティでトラフィックを処理でき、復旧時の主操作がスケールアップであるためウォームスタンバイです。
ミッションクリティカルなグローバルアプリケーションで、通常時から複数リージョンが本番トラフィックを処理する。1リージョンを失った場合はそのリージョンをトラフィック経路から外し、残ったリージョンでサービスを継続する。高いコストと運用の複雑さは許容できる。最も適切な戦略はどれか。
B. ウォームスタンバイ — 機能する縮小環境を常時稼働し、災害時に本番キャパシティへスケールする
C. マルチサイト アクティブ/アクティブ — 複数リージョンが通常時から本番トラフィックを処理し、障害時も残存リージョンで継続する
D. バックアップと復元 — バックアップからインフラストラクチャとデータを復元し、復旧環境を再構築する
答えと解説
答え:C
複数リージョンが平常時から本番トラフィックを処理し、リージョン喪失時に残存リージョンで継続するためマルチサイト アクティブ/アクティブです。
パイロットライトとウォームスタンバイの違いを、復旧運用の観点から最も正確に表すものはどれか。
B. パイロットライトは追加操作なしでは本番リクエストを処理できず、ウォームスタンバイは縮小キャパシティで処理できる
C. ウォームスタンバイでは災害後にアプリケーション階層を新規デプロイし、パイロットライトではスケールだけを行う
D. ウォームスタンバイだけが別リージョンを利用し、パイロットライトは同一リージョン内で構成する
答えと解説
答え:B
パイロットライトは不足リソースのデプロイ / 開始が必要ですが、ウォームスタンバイはすでに完全機能する縮小環境が稼働しており、復旧時は主にスケールします。
あるDRアーキテクチャでは、災害発生後に復旧リージョンで多数のコンピューティングリソースを新規プロビジョニングし、本番キャパシティへスケールする計画になっている。RTO達成を評価するときの最重要懸念はどれか。
B. 復旧リージョンのバックアップ保持期間が長いかを確認し、保持期間が長ければコンピューティングプロビジョニング時間も短縮されると判断する
C. プライマリリージョンの通常時可用性が高いかを確認し、可用性が高ければ復旧リージョンのクォータ確認は不要と判断する
D. 平常時に複数リージョンでトラフィックを処理しているかだけを確認し、オンデマンド プロビジョニングのキャパシティやクォータは評価しない
答えと解説
答え:A
リソース作成やスケールは制御プレーンと利用可能キャパシティに依存します。クォータやキャパシティ不足があれば計画したRTOを満たせません。
企業はパイロットライトからマルチサイト アクティブ/アクティブへの変更を検討している。アプリケーションを複数リージョンで書き込み可能にするための改修と競合処理を追加し、両リージョンで完全本番キャパシティを常時維持する。コストへの影響を最も適切に説明するものはどれか。
B. 両リージョン構成への変更で初期コストは上がるが、稼働コストはパイロットライトとほぼ同じ
C. アプリケーション / データ設計の変更で初期コストが増え、常時リソース維持で稼働コストも増える
D. アクティブ/アクティブでは復旧運用が少ないため初期コストと稼働コストの両方が必ず下がる
答えと解説
答え:C
アクティブ/アクティブではアプリケーション / データアーキテクチャやトラフィック設計などの構築コストが増えやすく、複数リージョンを本番として常時維持するため稼働コストも高くなりやすい傾向があります。
ウォームスタンバイ構成では、復旧リージョンのアプリケーションは障害発生から3分でトラフィックを処理できる。一方、データベースの非同期レプリケーションはピーク時に最大12分遅延する。ビジネス要件はRTO 5分、RPO 5分である。ここから直接導ける判断を3つ選択してください。
B. 最大12分のレプリケーション遅延では、現状のままRPO 5分を満たせない
C. ウォームスタンバイというDRパターン名だけではRPOは保証されず、データ複製方式を別途評価する必要がある
D. RTOを満たせればRPOも自動的に同じ値以内になるため、レプリケーション遅延は評価不要である
E. RPO 5分を満たすには必ずマルチサイト アクティブ/アクティブへ変更する必要がある
答えと解説
答え:A / B / C
DRパターン名だけではRTO/RPOは保証されません。復旧環境が3分で利用可能でも、最新データが最大12分遅れるならRPO 5分は満たせません。コンピューティングの復旧性とデータ複製の復旧点を分けて評価します。
ウォームスタンバイを採用しており、復旧リージョンではアプリケーションとデータベースを含む完全機能の縮小環境が平常時から稼働している。リージョン障害が発生したときの復旧操作として最も適切なものはどれか。
B. 縮小環境を本番キャパシティまでスケールし、依存関係とデータ状態を確認したうえでトラフィックを復旧リージョンへ切り替える
C. 縮小キャパシティのまま全トラフィックを直ちに流し、容量不足は利用者側の再試行で吸収する
D. 障害発生後に初めて両リージョンをアクティブ/アクティブへ再設計し、それが完了するまで復旧を開始しない
答えと解説
答え:B
ウォームスタンバイでは完全機能する縮小環境がすでに稼働しています。主な復旧操作は、その環境を必要な本番キャパシティへ拡張し、依存関係やデータ状態を確認してからトラフィックを切り替えることです。
アプリケーションを2つのリージョンでアクティブ/アクティブ運用し、両リージョンから同じビジネスデータへ書き込みする必要がある。設計上、特に追加で検討すべきものはどれか。
B. DNS TTLだけを短くし、データレイヤーは単一リージョンのままにする
C. 同時書き込みの競合を回避・解決するデータアーキテクチャを設計する
D. バックアップを廃止しレプリケーションだけでデータ保護を完結させる
答えと解説
答え:C
マルチサイト アクティブ/アクティブで複数リージョンから同じビジネスデータへ書き込みするなら、同時書き込みの競合回避・解決や整合性を含むデータアーキテクチャが必要です。
設計レビューで「ウォームスタンバイはAWSガイダンスで分単位の復旧パターンなので、どのワークロードでも必ずRTO 5分以内になる」と説明された。最も適切な評価はどれか。
B. 誤り。代表RTO/RPOは傾向であり、レプリケーション、自動化、キャパシティ、トラフィック管理、依存関係等で実値は変わる
C. 正しい。ウォームスタンバイは復旧運用を必要としないため、トラフィック切替やスケールアップの時間をRTOへ含める必要がない
D. 誤り。ウォームスタンバイは縮小環境を常時稼働するため、どのワークロードでもRTOは必ず数時間以上になる
答えと解説
答え:B
パターン別の代表復旧目標は選択の目安であり保証値ではありません。要件と実際の復旧運用/テストで評価します。
マルチサイト アクティブ/アクティブで2リージョンが通常トラフィックを50%ずつ処理している。1リージョン障害時も全トラフィックを残存リージョンで処理する要件がある。最も適切な事前設計はどれか。
B. フェイルオーバー後の全トラフィックを処理できるサービスクォータとコンピューティング / データレイヤーキャパシティを残存リージョンで確保・検証する
C. DNSフェイルオーバーが成功すればアプリケーションキャパシティも自動的に保証されるため、残存リージョンのクォータやキャパシティは確認しない
D. バックアップ保持期間を長く設定すればフェイルオーバー後のコンピューティング / データベースキャパシティ不足も解消されるため、キャパシティ計画は不要である
答えと解説
答え:B
アクティブ/アクティブでも1リージョン喪失時には残存リージョンが追加トラフィックを処理できるキャパシティが必要です。スケール可能であることと必要時にキャパシティを確保できることは別です。