Q1 — 複数選択:3つ選択リージョン全体の災害から復旧するアーキテクチャを選定している。コスト比較へ進む前に、候補を除外する必須制約として扱うべきものを3つ選択してください。
A. プライマリリージョン全体の障害から復旧できること
B. ビジネスが定義したRTO / RPOを満たすこと
C. 災害直後から復旧リージョンで限定トラフィックを処理できることが必須であること
D. 月額稼働コストをできるだけ低くしたいという設定
E. 日常運用の手順数をできるだけ減らしたいという設定
答えと解説
答え:A / B / C
災害範囲、復旧目標、必要な復旧機能は満たさなければアーキテクチャが成立しない必須制約です。コストや運用上の利便性は、成立する候補同士を比較する最適化基準として扱います。
Q2 — 複数選択:3つ選択災害復旧戦略の運用状態と復旧時の動作について、正しい組み合わせを3つ選択してください。
A. パイロットライト — コアデータや最小限の基盤を維持し、障害時に不足するアプリケーションリソースを起動・拡張する
B. ウォームスタンバイ — 完全機能する縮小環境を平常時から稼働し、障害時に本番キャパシティへスケールする
C. マルチサイト — 複数サイトが平常時から本番トラフィックを処理し、障害時は残存サイトへトラフィックを寄せる
D. バックアップと復元 — 完全機能する縮小アプリケーション環境を平常時から常時稼働する
E. パイロットライト — 複数リージョンが常時同じ本番トラフィックを処理する
答えと解説
答え:A / B / C
各DR戦略は名前ではなく、平常時に何を稼働させ、障害時に何を起動・スケール・切り替えるかで区別します。パイロットライト、ウォームスタンバイ、マルチサイトでは平常時の稼働状態と復旧操作が異なります。
Q3 — 単一選択リージョン障害を災害範囲としている。戦略 Xは通常の復旧テストではRTO / RPOを満たしているが、復旧に必要なバックアップとインフラストラクチャ定義がプライマリリージョン内にしか存在しない。最も適切な評価はどれか。
A. RTO / RPOを満たしているので候補として成立する
B. 復元処理が高速なら復旧資産の場所は関係ない
C. マルチAZ構成ならリージョン障害時にもそのまま利用できる
D. 復旧資産が災害範囲と一緒に失われるため、そのままでは候補として成立しない
答えと解説
答え:D
RTO / RPO以前に、復旧へ必要な資産が災害範囲の外に存在しなければ復旧できません。リージョン損失を対象にするなら、復旧資産がプライマリリージョンと一緒に失われない設計が必要です。
Q4 — 単一選択ビジネス要件はRTO 4時間、RPO 1時間で、平常時の稼働コストを最小化したい。復旧リージョンには常時稼働するアプリケーション環境を置かず、バックアップからデータを復元し、障害時に必要なインフラストラクチャとアプリケーションをデプロイする手順をテストしたところ、RTO 2時間・RPO 30分を達成した。最も適切な判断はどれか。
A. バックアップと復元を採用候補にできる
B. 常時稼働する縮小環境がないため、RTO/RPOを満たしていても必ずパイロットライトへ変更する
C. AWSのDRでは常にウォームスタンバイ以上が必要なので、コスト要件は無視する
D. 要件を満たす候補が複数ある場合でも、最も高コストなマルチサイトを必ず選ぶ
答えと解説
答え:A
バックアップと復元は、平常時にスタンバイアプリケーションを維持せず、復旧時にバックアップからデータと必要な環境を復元・再構築する戦略です。テスト結果がビジネスRTO/RPOを満たし、コスト要件にも適合するなら正当な候補です。
Q5 — 単一選択ビジネス要件はRTO 5分、RPO 30秒である。復旧テストではウォームスタンバイがRTO 12分 / RPO 20秒、マルチサイト アクティブ/アクティブがRTO 2分 / RPO 10分だった。最も適切な判断はどれか。
A. RPOを満たすウォームスタンバイを採用し、RTO不足は許容する
B. RTOを満たすマルチサイトを採用し、RPO不足は許容する
C. どちらも必須制約を満たさないため、アーキテクチャを再設計して再検証する
D. RTOとRPOの不足分を平均し、近いDR戦略をそのまま採用する
答えと解説
答え:C
ウォームスタンバイはRTO未達、マルチサイトはRPO未達です。必須制約を両方満たす候補が0件なので、最も近い戦略を採用せず、復旧またはデータ保護アーキテクチャを再設計して再検証します。
Q6 — 単一選択同じ組織に決済(RTO 5分 / RPO 30秒)と内部レポート(RTO 12時間 / RPO 4時間)がある。最も適切なDRアーキテクチャ選択はどれか。
A. 決済の要件に合わせ、全ワークロードを最も高性能なDR戦略へ統一する
B. レポート側の低コスト戦略へ全ワークロードを統一する
C. 組織ではDR戦略を1種類に統一しなければならない
D. ビジネス影響に応じ、ワークロードごとに復旧目標とDR戦略を選択する
答えと解説
答え:D
復旧要件はビジネス影響に基づいてワークロードごとに設定します。すべてを最も厳しい要件へ合わせると過剰設計になり、緩い要件へ合わせると重要ワークロードの復旧目標を満たせません。