SAP-C02-032 · 理解確認
理解確認:Service Control PolicyによるGovernance
単一選択 11 / 複数選択 1 / 穴埋め 0 · 12問
理解確認
SCPを権限付与ではなく組織ガードレールとして扱い、階層とポリシー評価から実行可否を判断します。
本番OUのSCPではAmazon S3アクションが利用可能になっている。しかし開発者ロールにはAmazon S3を許可するIAM権限がない。開発者がAmazon S3 APIを実行できるか。
B. OUにSCPがあるためIAM権限は不要になる
C. SCPは権限を付与しないため、IAM等からの権限付与も必要になる
D. FullAWSAccessをルートへ付ければ開発者ロールへ権限が自動付与される
答えと解説
答え:C
SCPは利用可能な権限の上限を制御しますが、プリンシパルへ権限を付与しません。S3を利用するにはIAM等から実際の権限付与も必要です。
メンバーアカウントの管理者ロールにはAdministratorAccessがある。ルートのSCPではec2:DisableEbsEncryptionByDefaultが明示的に拒否されている。結果として最も適切なものはどれか。
B. アカウントへ許可SCPを追加すればルートの拒否を解除できる
C. 本番OUで同アクションを許可すれば実行できる
D. ルートの明示的な拒否が適用されるため実行できない
答えと解説
答え:D
上位SCPの明示的な拒否は下位の許可では上書きできません。メンバーアカウントのAdministratorAccessでもガードレールを越えられません。
許可リスト型SCPを採用し、対象階層ではFullAWSAccessを外している。ルートはEC2とS3、本番OUはEC2のみ、アカウントはEC2とS3を許可している。SCP上利用可能なサービスはどれか。
B. S3のみ
C. EC2とS3
D. どちらも利用できない
答えと解説
答え:A
許可リストではルートからアカウントまで各レベルでアクションが利用可能である必要があります。S3は本番OUで許可されていないためSCP上利用できません。
企業はほとんどのAWSサービス利用を許可するが、本番ではセキュリティ制御を無効化する少数のアクションだけを禁止したい。最も適切なSCP戦略はどれか。
B. FullAWSAccessを基本にして、禁止アクションを明示的に拒否する
C. 本番アカウントのIAM AdministratorAccessだけを削除する
D. 管理アカウントへIAMの拒否を追加し、全アカウントへ継承させる
答えと解説
答え:B
基本的にサービス利用を許し、少数の危険アクションだけ禁止する要件には拒否リストが適します。FullAWSAccessを基本に明示的な拒否を追加する代表的な構成です。
サービスコントロールポリシー(SCP)の適用範囲について正しいものを3つ選択してください。
B. メンバーアカウントのルートユーザーが実行するアクションも適用されるSCPの制約対象になる
C. 管理アカウントのユーザー / ロールが実行するアクションにはSCPは適用されない
D. サービスリンクロールの権限でAWSサービスが実行するアクションはSCPで制限されない
E. 委任管理者に指定されたメンバーアカウントのロールはSCPの適用対象外になる
答えと解説
答え:B / C / D
SCPはメンバーアカウントのルートユーザーを含むユーザー / ロールへ適用され、委任管理者アカウントも例外ではありません。一方、管理アカウントのユーザー / ロールとサービスリンクロールにはSCPは適用されません。
IAMでs3:DeleteBucketを許可されたアカウントをサンドボックスOUから本番OUへ移動した。本番OUのSCPはs3:DeleteBucketを明示的な拒否している。移動後の結果はどれか。
B. 新しい親チェーンの明示的な拒否が適用されるため実行できない
C. 送信元OUのSCPがアカウントへコピーされるため実行可否は変わらない
D. OU移動ではSCP範囲は変化しないため実行できる
答えと解説
答え:B
OU移動で親チェーンが変わると適用されるSCPも変わります。移動先本番OUの明示的な拒否によって、そのアクションは実行できません。
本番アカウント群だけに共通する厳格なガードレールが必要で、サンドボックスアカウントには同じ制限を適用したくない。アカウント群はそれぞれ本番OUとサンドボックスOUへ整理されている。最も適切な範囲はどれか。
B. 各本番アカウントへ同じSCPを個別アタッチする
C. 管理アカウントのIAMポリシーだけで全本番アカウントを制御する
D. 本番OUへガードレールSCPをアタッチする
答えと解説
答え:D
共通制御を必要とする本番アカウント群だけを範囲にするなら本番OUが適切です。ルートではサンドボックスまで影響し、各アカウント個別設定では同じ制御を繰り返します。
セキュリティ要件として、メンバーアカウントのルートユーザーにも通常のEC2 APIアクションを実行させたくない。SCPについて正しい説明はどれか。
B. ルートユーザーはすべてのSCPを無条件に回避できる
C. ルートユーザーへIAMポリシーをアタッチすればSCPを上書きできる
D. 管理アカウントとメンバーアカウントのルートユーザーは同じSCP範囲になる
答えと解説
答え:A
メンバーアカウントのルートユーザーが通常アクションを実行する場合も適用されるSCPの制限を受けます。管理アカウントはSCPの扱いが異なります。
新しいAWS Organizations環境でSCPを導入したいが、現在は一括請求機能だけを利用している。必要な対応はどれか。
B. Organizationsですべての機能を有効化し、SCPポリシータイプを有効にする
C. SCP JSONを各IAMロールへIAMポリシーとして直接アタッチする
D. 管理アカウントを新しいOUへ移動してからSCPを有効化する
答えと解説
答え:B
SCPを利用するにはOrganizationsですべての機能を有効にし、SCPポリシータイプを利用できる状態にする必要があります。
本番OUで承認サービスをEC2だけに制限したい。アーキテクトは同じOUにFullAWSAccessを残したまま、別のSCPでEC2だけを許可した。最も適切な評価はどれか。
B. 2つの許可SCPは交差するためEC2だけになる
C. FullAWSAccessが同じOUに残るため、EC2だけには制限されない
D. 許可SCPを複数アタッチするとすべて明示的な拒否として評価される
答えと解説
答え:C
同じレベルでFullAWSAccessが残っていれば他アクションも許可候補になります。許可リストへ絞るにはFullAWSAccessを外す/置き換える設計が必要です。
アーキテクトはAWSサービスがサービスリンクロールの権限で実行する処理そのものをSCPで禁止しようとしている。最も適切な評価はどれか。
B. サービスリンクロールにはSCPだけが適用され、IAMは評価されない
C. ルートへSCPをアタッチすればサービスリンクロールも必ず制限される
D. メンバーアカウントルートユーザーへの拒否を追加すればサービスリンクロールも同じ拒否を受ける
答えと解説
答え:A
サービスリンクロールの権限はSCPの制限対象外です。ただし、利用者がサービスAPIを呼ぶ側のプリンシパルには通常どおりSCPを含むポリシー評価が行われます。
企業は既存100アカウントへ新しい厳格なSCPを導入したい。必要な運用を誤って止めるリスクを最小化する方法として最も適切なのはどれか。
B. すべてのIAM AdministratorAccessを削除してからSCPをアタッチする
C. SCPをアカウントごとに異なる内容へ変更し、共通範囲を使わない
D. テスト用OUや限定アカウントで影響を検証し、必要運用を確認してから段階的に範囲を広げる
答えと解説
答え:D
強いSCPは既存ワークロードへ広く影響し得ます。テスト用OUや限定アカウントで検証し、必要運用と影響を確認してから段階的に展開するのが安全です。