SAP-C02-037 · 理解確認
理解確認:AWS Cost Managementの全体像
コスト / 使用量 / 予測 / 予算 / 最適化を要件から区別します。 · 12問
ワークロードの処理量とリソース使用量は前月とほぼ同じだが、AWSコストが増加した。直近で料金 / 割引 / コミットメント条件が変化している可能性がある。最初に確認すべきことはどれか。
B. 使用量が同じならコスト増加は必ず請求エラーと判断する
C. 全リソースを即座に最小構成へ変更し、料金差を吸収する
D. 予測だけを確認して現在コストを無視する
答えと解説
答え:A
コストは使用量だけで決まりません。同じ使用量でも料金モデル、割引、コミットメント条件などが変わればコストが変化し得ます。
企業ではAWSコストが増えているが、同じ期間にトランザクション数とビジネス収益も増加している。最も適切な判断はどれか。
B. 使用量やビジネス結果との関係を確認してコスト効率を評価する
C. 予算を下げればコスト効率が自動的に改善する
D. コストだけを比較しビジネスメトリクスは無視する
答えと解説
答え:B
高コストは無駄と同義ではありません。使用量とビジネス結果に対してコストがどのように変化したかを評価します。
現在までのAWSコストは70万円で、月末予測は110万円である。最も適切な解釈はどれか。
B. 残り40万円分のリソースが予約済みである
C. 過去の推移などから月末コストが約110万円になる予測である
D. 月次予算が自動的に110万円へ変更された
答えと解説
答え:C
予測は将来の予測であり実際の 請求ではありません。使用量パターンが変われば結果も変化します。
企業は来月、新しいアプリケーションをAWSへ初めてデプロイする予定である。AWS上での過去使用量は存在しない。初期コスト計画として最も適切なのはどれか。
B. 予算を設定すればコスト見積りは不要になる
C. 実際のコストが発生するまで計画を行わない
D. 想定アーキテクチャと使用量から事前にコストを見積もる
答えと解説
答え:D
過去データがない新規ワークロードでは、想定アーキテクチャ・使用量・料金条件から見積りします。
月次予算は100万円、現在コストは70万円、予測は120万円である。最も適切な判断はどれか。
B. 現在コストが自動的に100万円へ補正される
C. 予測が予算を超えることは仕様上あり得ない
D. 予算が厳格な上限として残り30万円で全リソースを停止する
答えと解説
答え:A
予算は計画 / 監視ベースラインです。実際のと予測の両方を予算と比較して、現在・将来の超過リスクを判断します。
アーキテクトは「月次予算を100万円に設定したため、AWS料金が100万円を超えることはない」と説明している。最も適切な評価はどれか。
B. 誤り。予算は監視基準であり、設定値そのものは請求の絶対上限ではない
C. 正しい。予算作成時に全サービスクォータが自動調整される
D. 誤り。予算は過去コストの表示にしか利用できない
答えと解説
答え:B
AWS Budgetsは実績値 / 予測値をしきい値と比較し、通知や設定済み予算アクションにつなげられますが、予算金額そのものが厳格な支出上限になるわけではありません。
ある変更候補では月額コストを40%削減できるが、レイテンシーと可用性へ影響する可能性があり、移行作業も必要である。アーキテクトが次に行うべきことはどれか。
B. コスト削減できるならレイテンシーと可用性要件を評価対象から外す
C. 節約額と性能・可用性・移行コスト・リスク・運用負荷を合わせて評価する
D. コスト削減候補はすべて不要リソースと判断する
答えと解説
答え:C
最適化候補は判断入力です。節約だけではなく技術要件と変更リスクを合わせてアーキテクチャ判断を行います。
企業は半年前にコスト最適化を実施したため、「今後はコストを再評価する必要がない」と判断した。最も適切な評価はどれか。
B. 正しい。使用量パターンと料金条件は変化しない
C. 正しい。最適化後はコスト可視性が不要になる
D. 誤り。使用量・料金・要件が変わるため継続的に再計測・再評価する
答えと解説
答え:D
コスト最適化は継続的プロセスです。変更後の効果も再計測し、新しい最適化の機会を評価します。
コスト可視性によって把握したい内容として適切なものを3つ選択してください。
B. 将来の全AWS障害発生時刻
C. IAM パスワードの最小文字数
D. コスト変化の背景となる使用量や料金上のコストドライバー
E. コストがプロジェクト / アプリケーション / 所有者などビジネスコンテキストとどう関連するか
答えと解説
答え:A / D / E
コスト可視性は合計コストだけでなく、発生箇所 / 発生理由 / 推移とビジネス所有責任を説明できる状態を目指します。
コスト最適化の定義として最も適切なものはどれか。
B. 最も安いリソースへ必ず変更し、技術要件との差は考慮しない
C. 可用性や性能よりコスト削減を常に優先して判断する
D. 一度コストを削減したら継続測定を止める
答えと解説
答え:A
最適化は最安化そのものではありません。ビジネス結果、パフォーマンス、可用性などを維持しながらコスト効率を改善します。
既存ワークロードについて、今月末にコストがどの程度になる可能性があるかを早めに把握したい。必要な考え方はどれか。
B. 過去実績に基づくコスト予測
C. SCP 評価
D. 可用性ゾーンマッピング
答えと解説
答え:B
既存ワークロードの将来コストを現在の傾向から把握したい場合は予測を利用します。
コスト最適化の方向として適切なものを3つ選択してください。
B. ビジネス値を生んでいないリソースや不要キャパシティを削減する
C. 需要に合わせてリソース供給量やキャパシティを調整する
D. 要件が許せば料金条件やアーキテクチャを見直す
E. 最適化後はコスト / 使用量の再計測を行わない
答えと解説
答え:B / C / D
最適化には不要キャパシティ削減、需要への追従、料金 / アーキテクチャ見直しなど複数の手段があります。1つの手段だけに限定しません。