SAP-C02-052 · 理解確認
理解確認:Business Continuity Requirementの設計
単一選択 / 複数選択 · 全15問
企業は事業継続性の要件を定義している。ビジネス継続性計画と災害復旧計画の関係として最も適切なのはどれか。
B. ビジネス継続性計画をIT インフラストラクチャの復旧手順に限定し、ビジネスプロセスは災害復旧計画で扱う
C. 両者を独立して策定し、ワークロードの復旧目標はビジネスプロセスへの影響と分離する
D. 復旧アーキテクチャを先に選び、その機能をビジネス継続性要件として採用する
答えと解説
答え:A
DRPはBCPの一部として、IT ワークロードの復旧をビジネス関数や優先度へ整合させます。
注文システムのビジネス要件はRTO 30分、RPO 5分である。災害復旧テストではサービスは20分で再開できたが、復元された注文データは障害発生時点より40分古かった。最も適切な要件判断はどれか。
B. RTOは30分以内で満たすが、40分分のデータ損失はRPO 5分を満たさない
C. RPOを満たさなくてもRTOを満たせばビジネス復旧要件は自動的に合格する
D. RTOとRPOは同じ指標なので、短い方だけを測定すればよい
答えと解説
答え:B
RTOはサービスを再開するまでの時間、RPOは許容できるデータ損失の時間幅です。このテストでは再開時間20分でRTOは満たしますが、40分古いデータではRPO 5分を満たしません。
ビジネス継続性要件としてRTO / RPOを定義するとき、適切な判断を3つ選択してください。
B. サービス復旧時間と許容データ損失を別の制約として扱う
C. 現在バックアップスケジュールを変更せず、その間隔をRPOとして固定する
D. 利用予定サービスの最小復旧時間をビジネス要件として採用する
E. RTOを決めた時点でレプリケーション / バックアップ方式も一意に確定する
F. ワークロード重要度や障害範囲に応じて目標を調整できる
答えと解説
答え:A / B / F
RTO / RPOはビジネス影響から定義する別々の制約で、現在 実装や特定解決策を要件そのものにしません。
ビジネス部門は取引データ損失を最大15分まで許容すると決めたが、現在バックアップは60分間隔である。最も適切な次の判断はどれか。
B. RPO 15分を維持し、それを満たす復旧候補を比較する
C. バックアップを正確に15分間隔へ固定し、他候補は比較しない
D. データ損失要件をRTO 15分へ置き換える
答えと解説
答え:B
ビジネス側のRPOを先に固定し、その制約を満たす実装を比較します。
複数のワークロードへ同じ復旧要件を適用するか検討している。重要ワークロードを識別する方法として最も適切なのはどれか。
B. ワークロードごとの月間クラウドコストを比較する
C. アプリケーションのリリース頻度を比較する
D. 停止やデータ損失がビジネスへ与える影響を比較する
答えと解説
答え:D
重要度はリソース規模ではなく、ビジネス影響を基準に判断します。
新しいワークロードのRTOとRPOを定義する際、最も適切な進め方はどれか。
B. 利用予定サービスの標準復旧機能をそのままビジネス要件として採用する
C. 重要と判断したワークロードには一律で最小のRTO / RPOを設定する
D. 過去のMTTRと現在のバックアップ間隔をそのままRTO / RPOとして登録する
答えと解説
答え:A
ビジネス影響を出発点に目標を定義し、その後にリスク、コスト、技術的実現性を確認します。
ワークロードの重要度を判断するビジネス影響として直接評価すべきものを3つ選択してください。
B. 現行アーキテクチャで過去に計測したMTTR
C. 規制または契約上の要件への影響
D. 現在設定されているバックアップスケジュール
E. 現行システムの可用性対象
F. ビジネス運用や評判へ与える影響
答えと解説
答え:A / C / F
重要度はビジネスへの財務、顧客、規制、運用、評判 影響から判断します。現在機能をそのままビジネス影響として扱いません。
あるワークロードは可用性ゾーン障害だけでなく、AWSリージョン全体が利用不能になる事象もビジネス継続性の対象にする必要がある。最初に復旧要件へ明示すべきものはどれか。
B. マルチリージョンアクティブ-アクティブを必須構成として指定する
C. リージョン規模の障害を対象障害範囲として定義する
D. リージョン障害も単一リソース障害と同じ要件として扱う
答えと解説
答え:C
まずリージョン規模の障害を障害範囲として要件へ定義し、その後に具体的アーキテクチャを比較します。
同じワークロードについて、可用性ゾーン障害とリージョン規模の災害で異なるRTOを設定したい。最も適切な判断はどれか。
B. 障害範囲ごとのビジネス影響に応じて、異なる復旧目標を定義できる
C. 障害範囲によって変更できるのはRPOだけであり、RTOは固定する
D. アーキテクチャを単純化するため、すべての障害範囲で最も緩いRTOに統一する
答えと解説
答え:B
障害範囲ごとにビジネス影響や復旧コストが異なるため、同じワークロードでも異なる目標を設定できます。
アーキテクチャ候補を比較するための復旧要件として明示すべきものを4つ選択してください。
B. 復旧対象となるワークロードまたはビジネス関数
C. 現在実装されているバックアップスケジュール
D. 対象とする障害範囲
E. 許容できるRTO
F. 許容できるRPO
答えと解説
答え:B / D / E / F
復旧要件は対象、障害範囲、RTO、RPOを測定可能に示します。現在 実装を要件そのものにしません。
アプリケーションのRTOは15分だが、復旧に必須の下流データベースは現状2時間でしか復旧できない。最も適切な判断はどれか。
B. データベースのドキュメントへRTO 15分と追記すればアーキテクチャ変更なしで達成できる
C. ユーザー-向けコンポーネントだけを目標の対象とし、下流依存関係を除外する
D. 依存関係の復旧機能改善や回避策を検討し、必要なら目標もビジネス側と再評価する
答えと解説
答え:D
下流依存関係がエンドツーエンド復旧のボトルネックになる場合、機能または要件を再評価します。
次のうち、アーキテクチャ選定に利用できる復旧要件として最も適切なのはどれか。
B. 顧客向けサービスなので、可能な限り高い可用性と高速復旧を実現する
C. リージョン規模の障害対策として特定のマルチリージョン構成とデータベースサービスを必ず利用する
D. 毎日バックアップを取得し、問題発生時には現在のランブックで可能な範囲まで復旧する
答えと解説
答え:A
障害範囲、RTO、RPOが測定可能で、特定解決策へ固定していない要件が適切です。
月次レポートシステムは停止によるビジネス影響が小さく、対象災害の発生確率も低い。一方、数秒のRTOとほぼゼロのRPOを実現するには大きなコストと複雑な運用が必要である。最も適切な判断はどれか。
B. ビジネス / 技術チームで影響、リスク、コスト、技術的実現性を再評価し、必要な目標に合意する
C. 技術チームだけで目標を緩和し、ビジネスステークホルダーへの再確認は省略する
D. 現在アーキテクチャが達成できる復旧時間とバックアップ間隔をそのまま目標として採用する
答えと解説
答え:B
ビジネス目標を出発点にしながら、リスク、コスト、技術的実現性を評価し、過剰または達成不能なら合意形成して再調整します。
同じワークロードの復旧目標を再確認すべき状況を4つ選択してください。
B. 現在のバックアップスケジュールだけが変更されたがビジネス影響や要件は変わっていない
C. 季節的イベントや製品開始中は停止によるビジネス影響が通常時より大きい
D. 契約または規制要件が復旧時間やデータ損失へ新しい制約を加えた
E. 上流 ワークロードの要件または下流依存関係の復旧機能がエンドツーエンド目標へ影響する
F. 既存DR ランブックのドキュメント形式だけを変更し、復旧機能やビジネスコンテキストは変わっていない
答えと解説
答え:A / C / D / E
障害範囲、ビジネスコンテキスト、外部要件、上流 / 下流依存関係が変われば目標を再確認します。
注文処理ワークロードについて、リージョン規模の障害も対象とし、サービス中断は最大30分、失われるデータは最大5分までとビジネス部門が決定した。次に行うべきこととして最も適切なのはどれか。
B. 最も低コストな復旧方式を選び、その機能に合わせてRTO / RPOを変更する
C. 障害範囲・RTO・RPOを復旧要件として文書化し、それを満たすアーキテクチャ候補を比較する
D. アーキテクチャを先に実装して実測値を取得し、その値をビジネス側のRTO / RPOとして登録する
答えと解説
答え:C
ビジネス要件を測定可能な復旧要件へ落とし、それを基準にアーキテクチャ候補を比較します。