SAP-C02-054 · 理解確認
理解確認:Data Replication Strategy
単一選択 / 複数選択 · 全14問
ある業務ではコミット済みデータの損失をできるだけ小さくしたい。一方、書き込み完了前に必要なレプリカとの調整を待つことが許容できる。レプリケーション方式として最も適切な候補はどれか。
B. 必要な同期条件の成立を書き込み成功の前提とする同期レプリケーション
C. レプリカを作らずバックアップ取得だけで最新データを維持する方式
D. レプリケーション タイミングを考慮せずクロスリージョン配置だけを選択する方式
答えと解説
答え:B
同期では必要なレプリカ反映や確認応答等が書き込み経路に入り得るため、データ損失低減と引き換えに書き込みレイテンシーへの影響を評価します。
注文処理では書き込み応答の遅延を増やせない一方、遠隔リージョンへの複製には短い遅延が発生しても許容できる。非同期レプリケーションを選ぶ判断として最も適切なのはどれか。
B. すべてのリモートレプリカへ反映されたことを確認してからアプリケーションへ成功を返す
C. リモート側への反映完了をアプリケーション書き込み成功の必須条件にしない
D. プライマリ / スタンバイ型だけで利用でき、マルチ-アクティブ型では利用できない
答えと解説
答え:C
重要なのはリモート側の反映完了を書き込み成功条件にしないことです。レプリケーション開始とアプリケーション対応の厳密な時間順序は一般化しません。
同期レプリケーションと非同期レプリケーションの比較として正しいものを3つ選択してください。
B. 同期を採用すれば、サービス実装に関係なく強い整合性が保証される
C. 非同期ではリモート側へ未反映の書き込みが障害時に残る可能性を評価する
D. 非同期ではレプリケーション処理が必ずアプリケーション対応後に開始される
E. レプリケーション方式はRPOだけでなく書き込みレイテンシーや可用性要件も含めて選ぶ
F. クロスリージョンレプリケーションはすべて非同期として実装される
答えと解説
答え:A / C / E
タイミング方式だけで整合性は決まらず、非同期処理の開始順序やクロスリージョンの方式も一律には一般化できません。
同一リージョン内の障害を対象とし、ビジネス RPOが非常に厳しい。書き込みレイテンシー増加を許容できる場合のレプリケーション判断として最も適切なのはどれか。
B. 書き込みレイテンシーを最小化するため非同期レプリケーションを優先し、レプリケーション遅延による未反映データを許容する
C. 非同期レプリカに加えてバックアップ頻度を高め、障害直前の未反映書き込みはバックアップから補完する前提にする
D. 障害分離を広げるためクロスリージョン非同期レプリケーションを優先し、リージョン間遅延によるRPOへの影響を受け入れる
答えと解説
答え:A
厳しいデータ損失要件とレイテンシー許容の組み合わせでは同期が有力候補ですが、サービス固有動作は別途確認します。
リージョン規模の障害を復旧範囲に含めるワークロードがある。通常時の書き込みレイテンシーを抑えつつ、数秒程度のデータ損失はビジネス上許容できる。最も適切な設計判断はどれか。
B. クロスリージョンなら方式を確認せず同期レプリケーションを選び、リモートリージョン障害時の書き込み影響は無視する
C. クロスリージョンへレプリカを配置すれば遅延の値に関係なくビジネス RPOを満たすと判断する
D. 非同期クロスリージョンレプリケーションを候補とし、遅延 / 正常性から復旧ポイントを評価する
答えと解説
答え:D
レイテンシーを抑えつつRPO>0を許容できるなら非同期が候補です。ただしレプリカがあるだけでRPO達成とはせず、サービス固有の状態を監視します。
レプリケーション遅延をアーキテクチャ監視で扱う際の理解として最も適切なのはどれか。
B. 送信元に対してレプリカがどの程度遅れているかを評価するサービス固有の運用メトリクスである
C. ビジネスが許容できるデータ損失の最大時間幅そのものを表すビジネス目標である
D. 遅延が0ならレプリケーションパイプラインや適用状況の確認は不要になる
答えと解説
答え:B
レプリケーション遅延の意味・単位・計算方法はサービスごとに異なります。全サービス共通のデータ差メトリクスとして扱いません。
RPOとレプリケーション遅延の関係について正しいものを3つ選択してください。
B. RPOはビジネスが許容できるデータ損失の最大時間幅を表す目標である
C. レプリケーション遅延がRPO未満なら、他の状態を確認せずRPO達成を確定できる
D. 遅延メトリクスの意味や集約はサービスごとに確認する必要がある
E. RPOと遅延は同じ概念なので、アーキテクチャではどちらか一方だけ管理すればよい
F. 遅延はレプリケーション正常性や適用状況と組み合わせ、復旧ポイント評価の材料として使う
答えと解説
答え:B / D / F
RPOはビジネス目標、遅延はサービス固有メトリクスです。単一遅延値だけで復旧ポイントを保証しません。
リモートリージョンへ非同期レプリケーションしているデータ保管先で、アプリケーションが常に最新データの読み取りを要求する。最初に確認すべきことはどれか。
B. レプリカ数を増やせば整合性モデルに関係なく最新読み取りが保証されると判断する
C. サービスの読み取り場所、整合性の保証内容、レプリケーション進捗が要件を満たすか確認する
D. クロスリージョン構成なら強い整合性を提供できないため、単一リージョンへ戻す
答えと解説
答え:C
レプリケーション タイミングと整合性モデルは別です。サービス固有の読み取り動作とレプリカの進捗を確認します。
複数リージョンから同じ論理レコードへ書き込みできるアーキテクチャを採用する。追加で確認すべき重要事項はどれか。
B. マルチリージョン書き込みでは競合が発生しないため、読み取りレイテンシーだけを確認する
C. リージョン数を増やせば書き込み注文が自動的にグローバルで一意になるか
D. クロスリージョンデータ転送 コストだけを比較し、データ競合はアプリケーション層から除外する
答えと解説
答え:A
マルチリージョン書き込みでは同時更新をどう扱うかがデータの正確性へ直接影響します。
複数リージョンへデータをレプリケーションし、複数拠点から読み書きするアプリケーションで整合性要件を設計している。正しい判断を4つ選択してください。
B. 書き込み直後に古い値を読めることを許容するかなど、アプリケーションが必要とする整合性を明示する
C. 複数リージョンから同じ論理データへ書き込む場合は、競合の検出・解決方法を確認する
D. Replication Lagが0秒と表示されれば、すべての読み取り経路で強い整合性が保証される
E. 読み取り先とサービス固有の整合性モデルを確認し、要件を満たすアクセス経路を選ぶ
F. RPOと読み取り整合性は同じ指標なので、RPOを満たせば整合性の追加確認は不要である
答えと解説
答え:A / B / C / E
整合性はレプリケーション方式や単一の遅延値だけでは決まりません。アプリケーションが許容する読み取りの古さ、書き込み競合、読み取り先、サービス固有の整合性モデルを組み合わせて設計します。
クロスリージョン非同期レプリケーションを採用している。書き込み元リージョンが突然利用不能になったとき、RPO評価で特に考慮すべきものはどれか。
B. 非同期ならリモート側への反映は必ず即時完了するため、未反映書き込みは考慮しない
C. クロスリージョンでは整合性モデルが必ず結果整合性になるため、遅延メトリクスは不要である
D. リージョン間レイテンシーやレプリケーション進捗によりリモート側へ未反映の書き込みが残っていないか確認する
答えと解説
答え:D
非同期ではリモート完了を書き込み成功条件にしないため、障害時点の未反映書き込みの時間幅が復旧ポイントへ影響します。
マルチリージョンデータアーキテクチャの可用性 / 整合性 / レイテンシートレードオフについて正しいものを3つ選択してください。
B. より強い整合性を要求しても書き込み可用性には影響しないため、常に最優先すべきである
C. 各リージョンでの処理継続を優先すると、一時的なデータ差や整合性確認を受け入れる設計になり得る
D. マルチリージョンではネットワーク分断を考慮する必要がないため、可用性と整合性を独立に最大化できる
E. 非同期レプリケーションならアプリケーション変更や障害時の整合性確認は不要である
F. ビジネス要件に応じて、どのトレードオフを受け入れるか決める必要がある
答えと解説
答え:A / C / F
リモート 調整、分断、未反映書き込みがあるため、可用性・整合性・レイテンシーの優先順位を要件から決めます。
プライマリ / スタンバイ型のデータ保管先で非同期レプリケーションを使用している。プライマリでは書き込み A / B / Cが完了していたが、スタンバイにはA / Bまでしか反映されていない状態でプライマリを失った。最も適切な復旧対応はどれか。
B. RPOとは無関係なので、データ差を確認せず新しい書き込みを開始する
C. 復旧ポイントを確認し、必要に応じて不足トランザクションの再実行や整合性確認を行う
D. 非同期レプリケーションではこの状態は発生しないため、障害原因の調査だけを行う
答えと解説
答え:C
プライマリ / スタンバイ型の具体例では、フェイルオーバー時に未反映トランザクションをビジネスロジックに応じて扱う必要があります。
レプリケーションされたデータがビジネス RPOを満たしているか継続監視したい。最も適切な方法はどれか。
B. 遅延 / RPO メトリクス、パイプライン正常性、適用状況を組み合わせて復旧ポイントを評価する
C. レプリカリソースが稼働ならRPOを満たしていると判断し、メトリクス監視は行わない
D. RPOはビジネス目標なので技術監視では扱わず、障害発生後にだけ評価する
答えと解説
答え:B
単一遅延値ではなく、レプリケーションが流れ、レプリカで適用され、復旧可能なポイントがRPO内にあるかを確認します。