SAP-C02-060 · 理解確認
理解確認:Business Continuity要件から構成を選択する
13問 · 1問ずつ確認
リージョン規模の障害から30分以内にビジネスサービスを再開する必要がある。障害検知に2分、復旧基盤の準備に8分かかる。その後、データベース復旧12分とID基盤復旧20分は並列実行でき、両方が完了してからトラフィック切り替え3分、ビジネス検証4分を順番に実行する。最も適切な評価はどれか。
B. 並列処理では短いデータベース復旧だけを数えるため29分でRTOを満たす
C. 重要復旧経路は2 + 8 + 20 + 3 + 4 = 37分となり、RTO 30分を満たさない
D. 最も長いID基盤復旧20分だけがRTOになるため、RTO 30分を満たす
答えと解説
答え:C
並列処理は単純加算せず、その区間ではサービス再開をゲートする長い経路を使います。順次処理と組み合わせた重要復旧経路は37分です。
ビジネスサービスはデータベースとオブジェクトストレージの両方を重要データとして利用する。データベースの復旧ポイント抜けは1分、オブジェクトストレージは24時間で、ビジネス RPOは5分である。最も適切な評価はどれか。
B. 2つの復旧ポイント抜けを平均してビジネス RPOを評価する
C. 重要データ全体ではオブジェクトストレージがビジネス RPOを満たさない
D. オブジェクトストレージはデータベースではないためビジネス RPOの評価対象外である
答えと解説
答え:C
ビジネス関数の再開に必要な重要データ全体でRPOを評価します。
リージョン規模の障害を対象とするアーキテクチャをエンドツーエンドで監査するとき、適切な確認を3つ選択してください。
B. 復旧リージョンのリージョン固有の クォータ / キャパシティが本番復旧に十分である
C. 監視が正常なら実際の復旧テストを省略する
D. 重要データをビジネス RPO内の復旧ポイントで利用できる
E. TTLが短ければ復旧宛先の準備状態前にトラフィックを切り替える
F. アプリケーションとデータがマルチリージョンなら認証はプライマリリージョンだけでもよい
答えと解説
答え:A / B / D
障害範囲、復旧リージョン準備状態、重要データを同じ要件で監査します。
リージョン障害にはクロスリージョンレプリケーションで対応し、論理削除やアプリケーション不具合によるデータ破損にも同じ復旧設計で備える必要がある。最も適切なアーキテクチャ判断はどれか。
B. クロスリージョンレプリケーションが正常なら、論理削除も復旧リージョン側で自動的に取り消される
C. バックアップだけを残してレプリケーションを廃止し、すべての障害モードを同じ復元手順へ統一する
D. 論理破損はアプリケーション障害なので、ビジネス継続性アーキテクチャの復旧対象から除外する
答えと解説
答え:A
リージョン障害と論理破損では必要な復旧制御が異なります。レプリケーションとポイントインタイムの復元手段を障害モードごとに使い分けます。
対象サービスのリージョン固有の クォータはプライマリリージョンで300、復旧リージョンで100である。リージョン規模のフェイルオーバー時には250 キャパシティが必要になる。最も適切な判断はどれか。
B. 復旧リージョンのリージョン固有の クォータをフェイルオーバー前に必要量へ整備する
C. Auto Scalingがあればサービスクォータは復旧キャパシティへ影響しない
D. 復旧リージョンにリソース定義があるためクォータ確認は不要である
答えと解説
答え:B
リージョン固有の クォータは復旧リージョン側でも復旧要件に合わせて準備します。
プライマリでは200 インスタンスを稼働している。復旧リージョンは平常時50 インスタンスだが、アプリケーションバージョン、IAM、ネットワーク設定はIaCで整合し、フェイルオーバー時にはRTO内に200までスケールできる。最も適切な評価はどれか。
B. 復旧リージョンも常時200 インスタンスでなければビジネス継続性は成立しない
C. 同じインスタンス数にするまでレプリケーションを停止する必要がある
D. 常時同一キャパシティは不要で、RTO内に必要キャパシティへスケールできればよい
答えと解説
答え:D
復旧サイトは常時同一キャパシティである必要はありません。正しい設定とRTO内のキャパシティ到達性を確認します。
ビジネス RTOを重要復旧経路としてエンドツーエンドで評価するとき、含めるべきものを4つ選択してください。
B. 復元 / 開始 / スケールなど復旧リソース準備時間
C. 並列実行できる復旧 フェーズも必ずすべて直列加算する
D. ビジネスサービス再開に必須な依存関係の復旧時間
E. トラフィック 切り替えとビジネス検証に必要な時間
F. サービス再開に不要な任意レポートコンポーネントの復旧完了時間を必ずゲートにする
答えと解説
答え:A / B / D / E
重要復旧経路ではビジネスサービス再開をゲートする手順と依存関係を評価し、順序・並列性も考慮します。
CloudWatchはプライマリリージョンの障害を検知した。復旧リージョンではアプリケーション正常性はOKだが、データの復旧ポイントがRPOを超過し、必要キャパシティに対するサービスクォータも不足している。自動トラフィック切り替えの設計として最も適切なのはどれか。
B. アプリケーション正常性がOKなら他の準備状態を無視して復旧先へ切り替える
C. 復旧先のアプリケーション、RPO内のデータ、必要キャパシティ / クォータを確認してから切り替える
D. 自動切り替えを禁止し、どのRTOでも必ず運用者が全リソースを手動確認する
答えと解説
答え:C
プライマリ障害の検知だけでは不十分です。ビジネスサービスを処理できる復旧準備状態を複数レイヤーで確認してからトラフィックを切り替えます。
ビジネス RTOは15分である。EC2とデータベースのインフラメトリクスは正常でも、外部認証依存の劣化によって注文処理が失敗することがあり、現在は利用者からの連絡で障害を認識するまで平均8分かかる。障害を認識してから復旧完了までは7分で安定している。RTOを満たすための改善として最も適切なのはどれか。
B. 注文の重要経路を合成トランザクションで監視し、検知から復旧完了までをRTO内で実測する
C. 障害検知に要する8分はRTOへ含めず、復旧処理7分だけを評価する
D. DNSのTTLだけを短縮すれば、注文処理の失敗を検知する監視は不要になる
答えと解説
答え:B
RTOには障害を検知してから業務を再開するまでの重要経路全体を含めます。インフラメトリクスだけでは見えない業務トランザクション障害を検知できる監視を追加し、検知時間と復旧時間の合計がRTOを満たすことを実測します。
要件はリージョン障害に対してRTO 15分、RPO 5分である。候補Aは設計値RTO 10分 / RPO 2分だがDRテスト実測はRTO 18分 / RPO 2分で低コスト、候補Bは実測RTO 12分 / RPO 4分で候補Aより高コストである。最も適切な選定判断はどれか。
B. 候補AとBの平均値を計算し、コスト差だけで最終候補を決める
C. 実測で必須RTO / RPOを満たす候補Bを残し、その後にコストと運用の複雑さを評価する
D. RPOは両候補とも満たすため、RTOの実測差を無視して候補Aを選ぶ
答えと解説
答え:C
実際の復旧テスト結果を必須制約と比較します。必須RTO / RPOを満たす候補を残した後で、コストや複雑さを比較します。
レプリケーション、バックアップ、監視はすべて正常だが、復旧リージョンにはリージョン固有の クォータ不足と古いIAM / ネットワーク設定が残っている。最も適切な評価はどれか。
B. レプリケーションが正常ならクォータ不足はフェイルオーバー時に自動解消される
C. バックアップ成功があれば復旧サイトの設定は評価不要である
D. アラームを追加すればIAM / ネットワークドリフトも自動修復される
答えと解説
答え:A
平常時の正常性シグナルだけでは復旧準備状態を証明できません。
リージョン規模の障害が要件で、RTO 30分、RPO 5分である。ウォームスタンバイ案はDRテストでRTO 20分 / RPO 2分を満たす。別のマルチリージョンアクティブ案はRTO 2分 / RPO 0だが、コストと運用・テストの複雑さが大幅に増える。より厳しい復旧目標は要求されていない。最も適切な判断はどれか。
B. RTOとRPOが最小になる構成が常に正しいため、マルチリージョンアクティブ案を選ぶ
C. コストを最小にするため、リージョン障害への復旧機能自体を削除する
D. 実測RTO / RPOではなく、使用するAWSサービス数が少ない方を選ぶ
答えと解説
答え:A
まず障害範囲とRTO / RPOの必須制約を満たすことを確認し、その後にコストと運用の複雑さを比較して必要十分な候補を選びます。
現行構成は1つのAWSリージョン内で複数AZに分散され、単一AZ障害には耐えられる。新たにリージョン規模の障害対応、RTO 15分、RPO 5分、論理破損からの復旧、可能な範囲での自動化された復旧が要件になった。最も完成度の高いアーキテクチャ判断はどれか。
B. クロスリージョンレプリケーションと自動トラフィック切替を構成し、論理破損用バックアップと実際の復旧テストは省略する
C. 監視とバックアップを中央化し、復旧リージョンのクォータ / 設定はフェイルオーバー時に確認する
D. Multi-AZはAZ障害用として維持し、リージョン障害には別リージョンの復旧経路を構成してRTO / RPOを実測する
答えと解説
答え:D
Multi-AZはAZ障害の分離には有効ですが、リージョン全体の障害境界は越えられません。既存のMulti-AZを維持しながら、別リージョンでデータ・依存関係・トラフィック切り替え・復旧自動化まで成立させ、実測のRTO / RPOで確認します。