SAP-C02-061 · 理解確認
理解確認:Security RequirementからControlを設計する
13問 · 1問ずつ確認
同じAmazon S3を使う2つのデータがある。Aは一般公開する製品画像、Bは顧客個人データである。最も適切なセキュリティ設計判断はどれか。
B. 同じS3なので同一のセキュリティ要件を機械的に適用する
C. パブリックデータが含まれるためバケット全体をパブリック向け要件だけで設計する
D. 機密データが含まれるためパブリックイメージもプライベート利用だけに限定する
答えと解説
答え:A
リソースタイプではなく、資産の機密度とビジネスへの影響から必要なセキュリティ上の結果を決めます。
重要アプリケーションにパッチ未適用のライブラリがあり、リモートコード実行へ悪用される可能性がある。脅威と脆弱性の整理として最も適切なのはどれか。
B. パッチ未適用は脅威に利用され得る弱点で、攻撃アクションとは分けて扱う
C. 脅威を特定したら脆弱性の存在は評価しなくてよい
D. 脆弱性があれば資産影響の確認前に全トラフィックを停止する
答えと解説
答え:B
弱点 / 脆弱性と、それを利用する脅威イベントを分離すると要件へ落としやすくなります。
セキュリティコンテキストが変化する信頼境界として評価すべき可能性が高いものを3つ選択してください。
B. 同じ信頼コンテキスト内の内部関数呼び出しすべて
C. ワークロードアカウントから別AWSアカウントへのアクセス
D. 同一コンポーネント内部の単純なメモリコピー
E. リソースタグの表示順序変更
F. AWSワークロードからサードパーティ SaaSへの通信
答えと解説
答え:A / C / F
インターネット、アカウント、所有責任が異なるサードパーティなどは信頼コンテキストが変わる代表例です。
プライベートサブネット内のアプリケーションがクロスアカウントロールを使って別アカウントの機密リソースへアクセスする。最も適切な評価はどれか。
B. インターネット非公開なら攻撃対象領域 / 信頼境界の評価対象外である
C. クロスアカウントアクセス経路として主体・権限・境界を評価する
D. ネットワークACLで許可されていれば認可要件は不要である
答えと解説
答え:C
プライベートネットワークでもクロスアカウントロールは資産へ到達するアクセス経路であり、信頼境界として評価します。
「データベースを安全にする」という要件を、アーキテクチャレビューで合否判定できる形へ改善したい。最も適切なのはどれか。
B. データベースへ到達するネットワーク経路をすべて暗号化サービスへ置き換える
C. 最も厳しいセキュリティパターンを全ワークロードへ一律適用する
D. 承認済みアプリケーションだけが必要ポートへ接続でき、不正なアクセスを検出できる
答えと解説
答え:D
検証可能なセキュリティ上の結果として要件を定義します。
インターネット公開アプリケーションにビジネス上不要な管理ポートが公開されている。最初に評価すべき対応はどれか。
B. ポートを維持し、WAFと監視を追加して利用を継続する
C. ポートをVPN経由へ変更するが、インターネット経由の経路もフォールバックとして残す
D. 送信元IP許可リストを追加してパブリックインターフェイス自体は維持する
答えと解説
答え:A
ビジネス上不要な侵入口は、追加制御で守る前に削除できないかを優先して評価します。
公開ウェブ入口のほか、社内向け管理API、クロスアカウントロール、サードパーティSaaS連携を持つアプリケーションの攻撃対象領域を棚卸しする。適切な判断を3つ選択してください。
B. プライベートIPだけで公開される管理APIは外部公開でないため攻撃対象領域から除外する
C. 特権操作を実行できる社内向け管理APIも、悪用可能なインターフェイスとして評価する
D. クロスアカウントロールとその信頼関係も、権限境界を越えるアクセス経路として評価する
E. サードパーティSaaSとのWebhook / API連携も、外部の信頼境界を越えるデータフローとして評価する
F. 同じVPC内から利用するインターフェイスは、権限や用途に関係なく同じ信頼境界としてまとめる
答えと解説
答え:C / D / E
攻撃対象領域はパブリックエンドポイントだけではありません。特権管理API、クロスアカウントの権限経路、外部サービスとの統合など、攻撃・誤用され得るインターフェイスと信頼境界をアーキテクチャ全体から確認します。
データベースはプライベートサブネットにありパブリックIPを持たず、ネットワーク到達元も制限している。機密データを扱うため、単一のネットワーク制御だけに依存しない設計にしたい。最も適切な判断はどれか。
B. ネットワーク分離に加えて、アイデンティティと認可、暗号化、監査など必要な制御を重ねて保護する
C. セキュリティグループがあれば認証情報の漏えいや過剰権限も自動的に防止できる
D. 暗号化だけを追加すればアクセス制御や監査の要件は不要になる
答えと解説
答え:B
Defense in Depthでは、プライベートネットワークを1つの制御として扱い、侵害や認証情報悪用など別の障害モードに備えて、アイデンティティ・認可、暗号化、監査などの制御を重ねます。
インターネット公開アプリケーションで機密な顧客データを扱う。脅威起点のセキュリティ要件として適切なものを4つ選択してください。
B. セキュリティサービスを可能な限り多く有効化する
C. 不正なプリンシパルから機密データへのアクセスを防ぐ
D. セキュリティ上重要なアクティビティを検出・追跡できるようにする
E. 機密データを必要な範囲で保管中・転送中に保護する
F. プライベートコンポーネントではアイデンティティ制御を省略する
答えと解説
答え:A / C / D / E
脅威と資産影響から、アクセス、保護、検知など検証可能な結果を導出します。
アプリケーションへ新しいパブリックAPIとサードパーティ SaaS統合を追加した。セキュリティアーキテクチャについて最も適切な対応はどれか。
B.既存制御が動作していれば脅威モデルは変更しない
C. パブリックAPIだけ追加されたためデータフローの再確認は不要である
D. サードパーティ統合はAWS外なのでセキュリティ要件の対象外とする
答えと解説
答え:A
アーキテクチャ変更で攻撃対象領域や信頼コンテキストが変わるため脅威モデルを更新します。
ある候補は追加の強力なセキュリティ制御を含むが、シナリオにはその機能を必要とする脅威やビジネス要件が示されていない。最も適切な判断はどれか。
B. 資産/ 脅威から必要結果を確認し、要件に合う制御を選ぶ
C. セキュリティ制御は数が多いほど良いため候補を優先する
D. 制御の実装方式を先に固定し、その機能を要件へ書き換える
答えと解説
答え:B
具体制御の強さではなく、資産と脅威から導出したセキュリティ要件への適合を基準にします。
次のアーキテクチャがある:インターネット → パブリックAPI → アプリケーション→ 機密データベース、管理者 → 管理インターフェイス。脅威モデリングとして適切な判断を4つ選択してください。
B. パブリックAPIを攻撃対象領域として評価する
C. 管理者権限を保護対象資産として扱う
D. パブリックAPIがあるためデータベースもパブリックアクセス可能にする
E. データフローを列挙し、どこで信頼コンテキストが変わるか確認する
F. 不正なデータアクセスや権限悪用を脅威として評価する
答えと解説
答え:B / C / E / F
資産、データフロー、信頼境界、攻撃対象領域、脅威をアーキテクチャのコンテキストの中で関連付けます。
新しいワークロードのセキュリティアーキテクチャを設計する。最も適切な進め方はどれか。
B. ネットワーク制御を先に固定し、資産とアイデンティティを後から合わせる
C. 資産/ 境界 / 攻撃対象領域から脅威を特定し、検証可能な要件へ変換する
D. 本番デプロイ後のインシデントを見て初めて脅威を定義する
答えと解説
答え:C
脅威起点のに要件を作ってから、後続で具体的制御を比較します。