SAP-C02-074 · 理解確認
Storage / Database ReplicationとReliability
9問 · 1問ずつ確認
ある企業は、再生成できない監査データをAmazon S3へ保存する。アクセス頻度は低く、ミリ秒単位で取得する必要がある。1つのアベイラビリティーゾーンを失ってもデータを維持する必要があるが、リージョン障害は今回の対象外である。
B. S3 One Zone-IA
C. S3 Express One Zone
D. 単一AZへ配置したS3 One Zone-IAでオブジェクトを複数キーにコピーする
答えと解説
答え:A
S3 Standard-IAは複数のアベイラビリティーゾーンを使用します。S3 One Zone-IAとS3 Express One Zoneは単一AZを前提とするため、AZ喪失への要件を満たしません。
Amazon S3バケットに8 TBの既存オブジェクトが存在する。これから別リージョンへのレプリケーションを開始し、既存オブジェクトと今後追加されるオブジェクトの両方を複製したい。
B. 新規・更新オブジェクトにはクロスリージョンレプリケーションを使用し、既存オブジェクトにはS3 バッチレプリケーションを使用する
C. Amazon S3 マルチリージョンアクセスポイントを作成し、既存オブジェクトの複製を自動的に開始する
D. S3 RTCを有効にし、既存8 TBを15分のSLA対象として複製する
答えと解説
答え:B
既存オブジェクトを複製する場合はS3 バッチレプリケーションを使用します。また、S3 RTCはS3 バッチレプリケーションには適用されません。
Amazon S3を2つのAWSリージョンで利用する。通常はリージョンAへ書き込むが、リージョンAを利用できない間はリージョンBへ書き込みを継続する。将来どちらのリージョンを利用しても、相手側で作成・変更された必要なオブジェクトとメタデータを維持したい。
B. Amazon S3 マルチリージョンアクセスポイントを作成すれば、バケット間のデータ複製も自動的に構成されると判断する
C. 双方向レプリケーションを構成する
D. 必要なオブジェクトメタデータ変更を同期するため、レプリカ変更の同期を有効にする
E. ライブレプリケーションを使用せず、S3 バッチレプリケーションだけを定期実行する
F. Amazon S3 マルチリージョンアクセスポイントのフェイルオーバーコントロールと、バケット間レプリケーションを別の制御として構成する
答えと解説
答え:C / D / F
アクセス経路の制御とバケット間のデータ状態維持は別です。両リージョンで書き込みが発生する場合は双方向レプリケーションを使用し、必要なメタデータ変更にはレプリカ変更の同期を組み合わせます。
企業は、Amazon S3へ新規作成するオブジェクトについて予測可能なレプリケーション時間を必要としている。S3 RTCの説明として最も正しいものはどれか。
B. 新規オブジェクトの99.99%を15分以内にレプリケートすることが、そのままSLAコミットメントとして保証されている
C. 新規オブジェクトとS3 バッチレプリケーションで処理する既存オブジェクトの99.99%が、同じ15分SLAの対象になる
D. すべての新規オブジェクトを15分以内にレプリケートする100%のSLAコミットメントを提供する
答えと解説
答え:A
S3 RTCは新規オブジェクトの99.99%を15分以内にレプリケートするよう設計されています。一方、15分以内のSLAコミットメントは99.9%です。S3 バッチレプリケーションにはS3 RTCは適用されません。
Amazon RDSのマルチAZ DBクラスターでReplicaLagが大きくなっている状態で、ライターDBインスタンスに障害が発生した。信頼性の観点から最も重要な影響はどれか。
B. 未適用トランザクションを解消してから新しいライターとして利用する必要があり、ReplicaLagがフェイルオーバー時間へ影響し得る
C. ReplicaLagは読み取り性能だけを表すため、障害時のデータ状態やフェイルオーバーには影響しない
D. マルチAZ DBクラスターではReplicaLagが発生しないため、別の原因だけを調査すればよい
答えと解説
答え:B
マルチAZ DBクラスターでは、フェイルオーバー前にレプリカの遅延を解消する必要があります。そのため、ReplicaLagはフェイルオーバー時間へ影響します。
ElastiCache for Valkey 9.0以降の耐久性について、正しいものを4つ選択してください。
B. 同期書き込みでは、成功応答を返す前にマルチAZトランザクションログへ書き込みを永続化する
C. 非同期書き込みでは、成功応答済みの書き込みのうち最大10秒分を障害時に失う可能性がある
D. クラスターモード無効のValkeyクラスターでも耐久性を利用できる
E. 既存の耐久性無効クラスターへ後から耐久性を有効化することはできない
F. R8g、R7g、R6g、M8g、M7g、M6g、C8gn、C7gnなど、耐久性に対応するインスタンスタイプファミリーを使用する必要がある
答えと解説
答え:B / C / E / F
耐久性にはValkey 9.0以降、対応インスタンスタイプ、マルチAZ、各シャードのレプリカなどの条件があります。同期書き込みでは成功応答前にマルチAZトランザクションログへ永続化し、非同期書き込みでは成功応答済みの書き込みを最大10秒失う可能性があります。既存の耐久性無効クラスターへ後から耐久性を有効化することはできず、クラスターモード無効のクラスターでも利用できません。
企業は、Valkey 9.0を実行するノードベースのElastiCacheクラスターを使用している。インスタンスタイプは耐久性に対応するR7gで、マルチAZを有効にし、各シャードにレプリカを配置している。保存する状態は再生成できず、障害時にも成功応答済みの書き込みを失うことを許容できない。
B. 耐久性を有効化し、非同期書き込みを使用して書き込みレイテンシーを優先する
C. 耐久性を有効化し、同期書き込みを使用する
D. グローバルデータストアを追加し、耐久性の同期書き込みも同時に有効化する
答えと解説
答え:C
同期書き込みでは、マルチAZトランザクションログへ書き込みを永続化してから成功応答を返します。成功応答済み書き込みを失えない要件に一致します。
企業はElastiCacheのグローバルデータストアで、プライマリリージョンから別リージョンへデータをレプリケートしている。リージョン障害時にも成功応答済みの書き込みを一切失わないため、グローバルデータストアにValkey 9.0の耐久性・同期書き込みを追加しようとしている。
B. グローバルデータストアを使用すれば、別リージョンへのすべての書き込みが成功応答前に永続化される
C. グローバルデータストアと耐久性は併用できないため、この組み合わせを前提にせず、要求するデータ保護を満たすアーキテクチャを再検討する
D. セカンダリリージョンにレプリカが存在すれば、耐久性の同期書き込みと同じデータ保護を提供する
答えと解説
答え:C
現在のElastiCacheでは、耐久性とグローバルデータストアを併用できません。また、グローバルデータストアではプライマリからセカンダリへのリージョン間レプリケーションは非同期です。そのため、プライマリ側で成功した最新書き込みが、リージョン障害時点でセカンダリへまだ到達していない可能性があります。存在しない組み合わせを前提にせず、要求するクロスリージョンのデータ保護を満たせるアーキテクチャへ見直します。
あるECサイトでは、Amazon RDSに商品情報の正規データを保存し、Amazon ElastiCacheにはRDSのデータから再生成できる商品検索結果をキャッシュしている。ElastiCache内のデータが失われた場合でも数分で再生成でき、その間の一時的な応答時間増加は業務上許容される。一方、RDSの正規データは失うことができない。
B. RDSの正規データに必要な保護を確保し、ElastiCacheは再生成時間と再生成中の性能影響が許容範囲になるよう可用性を設計する
C. ElastiCacheが失われる可能性をなくすため、正規データをRDSからElastiCacheへ移してElastiCacheだけを使用する
D. ElastiCacheのデータは再生成可能なので、キャッシュ障害時の再生成時間やRDSへの負荷増加を一切評価しない
答えと解説
答え:B
再生成可能なキャッシュと、失うことのできない正規データでは必要な保護レベルが異なります。再生成時間と再生成中の性能影響が許容範囲なら、ElastiCacheへ正規データと同じゼロデータ損失要件を一律に適用する必要はありません。ただし、再生成によるRDS負荷や応答時間が許容できない場合は、ElastiCache側の可用性をさらに高める必要があります。