SAP-C02-077 · 理解確認
Route 53 Routing Policyによる可用性設計
10問 · 1問ずつ確認
`www.example.com`は1つのウェブサーバーだけを参照する。トラフィック割合、利用者位置、レイテンシー、アクティブ / パッシブなどの特別な制御は不要である。最も適切なルーティングポリシーはどれか。
B. シンプルルーティング
C. 地理的近接性ルーティング
D. 複数値回答ルーティング
答えと解説
答え:B
特別な振り分け条件がなく、単一リソースへ通常のDNS回答を行う要件なのでシンプルルーティングが適します。
新しいアプリケーションバージョンを本番へ導入する。まずDNS回答のおおよそ5%を新環境、95%を現行環境へ振り分け、段階的に割合を変更したい。最も適切なルーティングポリシーはどれか。
B. 位置情報ルーティング
C. 加重ルーティング
D. レイテンシールーティング
答えと解説
答え:C
指定した相対的な重みに基づいてDNS回答の割合を調整したいので、加重ルーティングを使用します。DNSキャッシュがあるため、個々のリクエストを厳密に95% / 5%へ分ける仕組みではありません。
東京、フランクフルト、バージニアの各AWSリージョンで同じアプリケーションを運用している。利用者ごとに、Route 53が最も低いネットワークレイテンシーを提供すると判断したリージョンへ接続したい。最も適切なポリシーはどれか。
B. レイテンシールーティング
C. IPベースルーティング
D. 地理的近接性ルーティング
答えと解説
答え:B
地理的に最も近い場所ではなく、Route 53のレイテンシーデータに基づいてAWSリージョンを選択したい要件です。
北米向けの共通サイトがあるが、カナダだけは法的要件によりカナダ専用サイトへ接続させたい。また、位置を特定できない利用者向けの接続先も必要である。最も適切な設計はどれか。
B. レイテンシールーティングでカナダの利用者だけ最寄りリージョンを固定する
C. 加重ルーティングでカナダ専用サイトの重みを最大値にする
D. 地理的近接性ルーティングでカナダの国境線と同じ境界を自動生成する
答えと解説
答え:A
位置情報ルーティングは、大陸・国などの明示的な地理区分へ接続先を割り当てられます。北米とカナダが重なる場合はより具体的なカナダのレコードが優先され、未対応地域にはデフォルトレコードを利用できます。
東京とシンガポールに同じアプリケーションがある。基本的には利用者から地理的に近いリソースへ接続させたいが、容量に余裕がある東京側へ接続する地理的範囲を広げたい。最も適切な設計はどれか。
B. 東京の位置情報レコードへ最大の重みを設定する
C. 東京のレイテンシーレコードへ国コードを設定する
D. 東京のIPベースレコードへ負のバイアスを設定する
答えと解説
答え:A
地理的近接性ルーティングでは正のバイアスによって、そのリソースが担当する地理的範囲を拡大できます。
動画配信企業は、ISP Aから到達する利用者を専用エンドポイントへ送りたい。企業はISP Aが使用するCIDR範囲を把握しており、国やレイテンシーではなく、このIP範囲を直接ルーティング条件にしたい。最も適切なポリシーはどれか。
B. IPベースルーティング
C. レイテンシールーティング
D. シンプルルーティング
答えと解説
答え:B
既知のCIDR範囲を利用して接続先を選択したいので、IPベースルーティングが適します。
3台の独立したウェブサーバーへ直接DNSルーティングする。それぞれを個別に正常性評価し、正常なサーバーが存在する場合はDNSクエリへ正常なサーバーのIPアドレスを複数返したい。ロードバランサーは使用しない。最も適切なポリシーはどれか。
B. 複数値回答ルーティング
C. 加重ルーティング
D. フェイルオーバールーティング
答えと解説
答え:B
複数値回答ルーティングではレコードごとに正常性評価を関連付け、正常候補が存在する場合は最大8つの正常レコードを返せます。ただし、全レコードが異常なら最大8つの異常レコードを返します。
チームは2つの要件を比較している。要件1:新環境へ10%、旧環境へ90%を流す。要件2:通常はプライマリだけを使用し、プライマリ障害時だけセカンダリを使用する。正しいポリシーの組み合わせはどれか。
B. 要件1 = フェイルオーバー、要件2 = 加重
C. 要件1 = レイテンシー、要件2 = 位置情報
D. 要件1 = 複数値回答、要件2 = 地理的近接性
答えと解説
答え:A
割合制御は加重ルーティング、優先順位を固定したアクティブ / パッシブはフェイルオーバールーティングです。
東京とシンガポールにレイテンシーレコードがあり、両方に正常性評価を設定している。通常は東京の方が利用者へのレイテンシーが低いが、東京のエンドポイントが異常になった。最も適切な動作はどれか。
B. 正常性評価によって東京を候補から外し、残る正常候補の中から次に低いレイテンシーを提供すると判断したリージョンを選ぶ
C. 東京の異常を検出した時点でルーティングポリシー自体をフェイルオーバーへ自動変更し、シンガポールをセカンダリとして扱う
D. 東京の異常を検出した時点でシンプルルーティングへ自動変更し、東京とシンガポールの両レコードを同時に回答する
答えと解説
答え:B
ルーティングポリシー自体はレイテンシーのままです。正常性評価で利用できない候補を除外し、残る正常候補をレイテンシー基準で評価します。
現在のAmazon Route 53の動作として、正しいものを4つ選択してください。
B. 同じ加重レコードグループのすべてのレコードを重み0にすると、Route 53はそれらへ等しい確率でルーティングする
C. 地理的近接性ルーティングで設定できるバイアスの値は、-99から99までである
D. IPベースルーティングは、プライベートホストゾーンでもサポートされる
E. 複数値回答レコードがすべて異常な場合、Route 53は最大8つの異常レコードをDNS回答として返す
F. 複数値回答レコードがすべて異常な場合、Route 53は常にDNS回答を返さない
答えと解説
答え:A / B / C / E
加重ルーティングでは、重みが0より大きいレコードがすべて異常になった場合、重み0のレコードも評価対象になります。すべての加重レコードを重み0にすると、それらへ等しい確率でルーティングされます。地理的近接性ルーティングで設定できるバイアスは-99から99です。IPベースルーティングはプライベートホストゾーンではサポートされません。複数値回答では、すべてのレコードが異常な場合でも無回答にはせず、最大8つの異常レコードを返します。