SAP-C02-085 · 理解確認
Storage Performanceの選択
10問 · 1問ずつ確認
EC2上のトランザクション処理で、単一インスタンスへアタッチする永続ブロックストレージが必要である。
小さいランダムI/Oが中心で、12,000 IOPSと500 MiB/秒程度を安定して確保したい。極端な低レイテンシーや80,000 IOPS超は不要である。
最も適切な選択はどれか。
B. 汎用 SSD(gp3)を選び、必要なIOPSとスループットをワークロードに合わせて設定する
C. スループット最適化 HDD(st1)を選び、小さいランダムI/OをHDDで処理する
D. Amazon EFSを選び、単一EC2からブロックデバイスとしてアタッチする
答えと解説
答え:B
決定条件は、
EC2用ブロックストレージ
+
小さいランダムI/O
+
12,000 IOPS
+
500 MiB/秒です。現行のgp3は最大80,000 IOPS、2,000 MiB/秒まで設定できるため、この要件ではまずgp3を評価します。
NitroベースのEC2上で動作するI/O集約型アプリケーションで、100,000 IOPSを超える持続的なランダムI/Oと一貫した低レイテンシーが必要である。
EC2へアタッチするブロックストレージとして最も適切なものはどれか。
B. スループット最適化 HDD(st1)を選び、大量の小さいランダムI/Oを処理する
C. プロビジョンド IOPS SSD(io2)Block Expressを選び、持続的な高IOPSと低レイテンシーを確保する
D. Amazon S3 StandardをEC2へブロックデバイスとしてアタッチし、IOPSをプロビジョニングする
答えと解説
答え:C
gp3の現行最大IOPSは80,000です。要件は、
100,000 IOPS超
+
持続的なランダムI/O
+
低レイテンシーなので、io2 Block Expressを評価します。
EC2上のログ処理基盤で、数TiBのデータを大きなブロックで連続的に読み書きする。
小さいランダムI/O性能より、頻繁なフルスキャン時のスループットとコスト効率を優先する。
最も適切なEBSボリュームタイプはどれか。
B. プロビジョンド IOPS SSD(io2)を選び、小さいランダムI/OのIOPSを最優先する
C. Amazon EFSを選び、単一EC2専用のローカルブロックストレージとして使用する
D. S3 Express One Zoneを選び、EC2のルートボリュームとしてマウントする
答えと解説
答え:A
決定条件は、
大きなI/O
+
シーケンシャル
+
頻繁なデータスキャン
+
スループット重視です。st1は、このようなスループット指向のワークロードに適しています。
複数のLinux EC2インスタンスが、同じディレクトリツリーへNFSで同時アクセスする必要がある。
負荷は予測しにくく、通常時は低いが短時間にファイルアクセスが急増する。容量とスループットの事前見積もりをできるだけ減らしたい。
最も適切な構成はどれか。
B. Amazon FSx for Windows File Serverを選び、Linux向けNFS共有をSMBへ変更する
C. Amazon S3をNFSファイルシステムとして複数EC2へ直接マウントして共有する
D. Amazon EFSを汎用パフォーマンスモードとエラスティックスループットで使用する
答えと解説
答え:D
要件は、
複数Linuxクライアント
+
NFS共有
+
予測しにくい負荷
+
急なスループット増加です。Amazon EFSの汎用パフォーマンスモードとエラスティックスループットが適しています。現在、最大 I/Oを単純に「より高性能なEFS」として選ぶべきではありません。
複数のWindowsサーバーから共有ファイルへアクセスする業務アプリケーションで、SMBとWindows互換のファイルシステム機能が必要である。
最も適切なストレージサービスはどれか。
B. Amazon FSx for Windows File Serverを使用し、SMBとWindows互換の共有ファイルストレージを提供する
C. S3 Express One Zoneを使用し、SMB共有としてWindowsクライアントへ公開する
D. Amazon EBS io2を複数Windowsサーバーへ通常の共有ファイルシステムとして同時マウントする
答えと解説
答え:B
決定条件は、
共有ファイル
+
SMB
+
Windows互換機能です。したがって、FSx for Windows File Serverを評価します。
多数のLinux計算ノードが同一データセットを並列処理するHPCワークロードで、共有ファイルシステムへ非常に高い集約スループットでアクセスしたい。
最も適切なストレージサービスはどれか。
B. Amazon EFSを選び、Lustre互換クライアントと大規模並列ファイル処理を前提にする
C. Amazon FSx for Lustreを選び、多数の計算ノードから高スループットで並列ファイルアクセスする
D. Amazon S3をPOSIX互換Lustreファイルシステムとして計算ノードへ直接マウントする
答えと解説
答え:C
この要件では、
HPC
+
多数のLinux計算ノード
+
共有ファイル
+
高い集約スループット
+
並列アクセスが決定条件です。FSx for Lustreを評価します。
アプリケーションはオブジェクトAPIでデータを読み書きする。
コンピューティングとストレージを同じアベイラビリティーゾーンへ配置でき、単一AZという条件を受け入れた上で、PUTとGETの一貫した1桁ミリ秒レイテンシーを優先したい。
最も適切な選択はどれか。
B. Amazon EBS io2を使用し、複数のサーバーレス処理からS3 API互換のオブジェクトアクセスを行う
C. Amazon EFSを使用し、ディレクトリバケットへNFSプロトコルで直接アクセスする
D. Amazon FSx for Lustreを使用し、S3のオブジェクトAPIそのものとしてPUTとGETを処理する
答えと解説
答え:A
オブジェクトAPI
+
同一AZへ配置可能
+
単一AZを許容
+
1桁ミリ秒レイテンシーが決定条件です。S3 Express One Zoneを評価します。
gp3ボリューム側には十分なIOPSを設定したが、負荷試験では期待したEBS性能まで到達しない。
EC2インスタンス側のAmazon EBS帯域幅がボリューム側より低いことが分かった。
最も適切な判断はどれか。
B. ボリュームをio2へ変更すれば、EC2インスタンス側のEBS性能上限は自動的に解除される
C. ボリューム性能とEC2側のEBS性能上限の両方を確認し、低い方がボトルネックになっていないか判断する
D. EC2側のCPU使用率だけを確認し、EBSのIOPSやスループット上限はストレージサービス側へ完全に委任する
答えと解説
答え:C
EBSの実効性能は、ボリューム側の設定だけでは決まりません。
ボリューム性能
+
EC2側のAmazon EBS性能の両方を確認する必要があります。EC2側の上限へ達している場合、ボリュームだけをさらに高性能化しても期待する改善は得られません。
次のストレージ要件とAmazon FSxサービスの組み合わせについて、適切なものを2つ選択してください。
B. Amazon FSx for Windows File Serverを選び、Lustreクライアントから大規模並列処理を行う
C. Amazon FSx for NetApp ONTAPを選び、同じデータへNFSとSMBでアクセスしつつONTAP機能を利用する
D. Amazon EBSを選び、アプリケーションからS3互換のオブジェクトAPIで共有アクセスする
E. Amazon FSx for OpenZFSを選び、NFS経由でOpenZFSベースの共有ファイルストレージを利用する
F. Amazon S3を選び、単一EC2へ通常のブロックデバイスとしてアタッチする
答えと解説
答え:C / E
Amazon FSxでは、単純に「高性能な共有ファイル」という理由だけで種類を選びません。
NFS + SMB
+
ONTAP機能
→ FSx for NetApp ONTAPNFS
+
OpenZFS
→ FSx for OpenZFSのように、必要なプロトコルとファイルシステム特性を判断します。
Amazon EFSのパフォーマンスモードとスループットモードについて、適切な説明を3つ選択してください。
B. エラスティックスループットは負荷変動へ追従できないため、急激なピークがあるワークロードでは使用しない
C. 新しいファイルシステムではまず汎用パフォーマンスモードを評価し、単に「より高性能そう」という理由だけで最大 I/Oを選ばない
D. 必要なスループット量が明確で、その値を明示的に設定したい場合はプロビジョニング済みスループットを評価する
E. スループットモードを変更するとNFSではなくブロックストレージとしてアクセスする必要がある
F. バーストスループットでは、ファイルシステムに保存されたデータ量などに応じたベースラインとバースト特性を利用する
答えと解説
答え:C / D / F
Amazon EFSでは、現在は汎用パフォーマンスモードが基本です。最大 I/Oを、
IOPSが多そう
↓
より高性能という理由だけで選びません。また、スループットモードは負荷特性から選びます。
予測しにくい負荷
→ エラスティックスループット
必要量が明確
→ プロビジョニング済みスループット
保存データ量に応じた
ベースライン / バースト特性を利用
→ バーストスループットと判断します。