Q1 — 単一選択EC2アプリケーションでは、ピーク時でもCPU使用率は25%だが、メモリ使用率は72%、ネットワークスループットは現在のインスタンスで85%まで達する。
1段階小さい同一ファミリーのインスタンスでは、メモリ容量とネットワーク性能も低下する。
最も適切な判断はどれか。
A. 1段階小さい同一ファミリーを候補とし、CPU余力を主な根拠に縮小してからメモリとネットワークの余裕を再確認する
B. CPUには余裕があるが、メモリとネットワーク要件も満たせる最小構成を選択する
C. メモリ比率の高い別ファミリーを優先し、現在必要なネットワーク性能を満たすかは変更後に確認する
D. ネットワーク使用率85%を理由に現行サイズを固定し、異なるリソース比率を持つ候補は評価しない
答えと解説
答え:B
適正サイズ化では、
CPU
かつ
メモリ
かつ
ネットワーク
の条件を同時に満たす必要があります。
Q2 — 単一選択EC2上のデータ配信アプリケーションでは、CPU使用率30%、メモリ使用率40%、EBSにも十分な余裕がある。
一方、大量データ送信中はネットワークスループットがインスタンスの性能上限付近まで達し、p99レイテンシーが悪化する。
最も適切な適正サイズ化はどれか。
A. CPUの余力を基準に1段階小さい構成を候補とし、ネットワーク上限への接近は変更後の監視で判断する
B. 同じファミリーで1段階大きいサイズへ変更し、CPUとメモリの過剰分を許容してネットワーク余裕を確保する
C. 必要なネットワーク性能を満たせるインスタンス構成を基準にサイズを見直す
D. 現行サイズを維持したまま送信処理をバッチ化し、ネットワーク性能を満たせる別構成の比較は行わない
答えと解説
答え:C
このワークロードのサイズを決めているのは、
CPU
ではなく、
ネットワーク性能
です。
Q3 — 単一選択EC2にアタッチされたgp3ボリュームは2 TiBだが、保存データは約400 GiBである。
ピーク時には高いIOPSとスループットが必要で、現在のI/O性能目標は満たしている。
容量を適正化したい場合、最も適切な考え方はどれか。
A. 必要なIOPSとスループットを持つ小容量の新しいボリュームを用意し、データ移行による容量適正化を評価する
B. 既存の2 TiBボリュームをそのまま400 GiBへ縮小し、I/O性能は自動的に維持されると考える
C. 使用容量が少ないため、IOPSとスループットを最低値まで下げてから容量を変更する
D. EBS容量は一度作成すると変更できないため、2 TiBを永久に維持する
答えと解説
答え:A
既存EBSボリュームのサイズを直接小さくすることはできません。容量を減らす場合は、
新しい小容量ボリューム
+
必要なI/O性能
+
データ移行
を評価します。
Q4 — 単一選択EC2 Auto Scalingで稼働するステートレスなウェブ層では、ピーク時に12台まで増加する。
その時間帯でも各インスタンスのCPUは25%、メモリ30%、ネットワーク35%で、より小さい候補でも各リソース要件を満たせることが確認されている。
最も適切な判断はどれか。
A. Auto Scalingがあるため、1台あたりのサイズは変更しない
B. 最大台数だけを減らし、1台あたりの過剰な能力は維持する
C. 1台のサイズと台数調整は別なので、小さい候補を使った構成を評価する
D. Auto Scalingを停止し、現在の12台を常時起動する
答えと解説
答え:C
1台あたりの能力
と、
必要台数
は別々のサイジング要素です。
Q5 — 単一選択EC2を1段階小さいサイズへ変更した検証で、CPU30%、メモリ55%と余裕がある一方、ピーク時のネットワークが新サイズの上限へ達し、p99レイテンシーがSLOを超過した。変更前サイズでは同じ負荷でSLOを満たしていた。適正サイズ化の検証結果として最も適切な対応はどれか。
A. CPUとメモリに余裕があるため、新しい小さいサイズをそのまま本番標準にする
B. 変更を戻してSLOを回復し、必要なネットワーク性能を満たす別サイズまたは別ファミリーを再評価する
C. SLO超過は適正サイズ化と無関係なので、ネットワーク上限を比較せず変更を確定する
D. CPU使用率だけをさらに下げるため、もう1段階小さいサイズへ変更する
答えと解説
答え:B
適正サイズ化は変更後もワークロード要件を満たすことが条件です。縮小によってネットワークが新たな制約となりSLOを破ったため、いったん既知の正常サイズへ戻し、ネットワーク性能を満たす候補を再評価します。
Q6 — 単一選択EC2で大量の小さいネットワークパケットを処理している。
NetworkInとNetworkOutの転送バイト数には大きな余裕があるが、ピーク時だけネットワーク処理遅延が増える。
最も適切な判断はどれか。
A. 転送バイト数に余裕があるため一段階縮小を候補とし、パケット処理量は変更後に監視する
B. より高い公称ネットワーク帯域幅を持つ構成を選び、PPSが制約かどうかは確認しない
C. PPSを確認し、必要なパケット処理性能を持つ構成か評価する
D. CPU使用率と転送バイト数が低ければネットワークには余裕があると判断し、PPSはサイズ判断から外す
答えと解説
答え:C
小さいパケットが大量に発生する場合は、
帯域幅
だけでなく、
PPS
が制約になる可能性があります。
Q7 — 単一選択水平スケーリングできないEC2アプリケーションで、負荷試験中のCPU使用率が95〜100%に達し、レイテンシー目標を超えている。
メモリ・ネットワーク・ストレージには十分な余裕がある。
最も適切な判断はどれか。
A. 必要なCPU能力を満たす構成へ変更する
B. CPU能力は変えず、メモリ比率の高い構成へ変更する
C. CPU能力は変えず、ネットワーク性能の高い構成へ変更する
D. CPU能力は変えず、ストレージ性能の高い構成へ変更する
答えと解説
答え:A
このシナリオでは、
CPU飽和
+
レイテンシー目標未達
+
他リソースに余裕
なので、CPU能力がサイズを決める条件です。