SAP-C02-094 · 理解確認
Cost ModelingとAWS Cost Tools
10問 · 1問ずつ確認
新しい会員サービスでは、会員数の増加に応じてAPI呼び出し、データ保存量、ログ量が増える。
アーキテクトは将来コストをモデル化したい。
最も適切な進め方はどれか。
B. 利用者数をリクエスト数や保存量などへ変換し、課金対象の使用量まで段階的にモデル化する
C. 最も高価なAWSサービスを先に特定し、そのサービスだけを別サービスへ置き換える
D. ピーク時の最大リソース数だけを年間を通じて固定し、通常時の使用量は考慮しない
答えと解説
答え:B
コストモデルでは、業務需要 → AWS使用量 → コストをつなぎます。
あるワークロードでは、毎月ほぼ一定に発生する費用項目と、リクエスト数や保存量に応じて増減する費用項目が混在している。
コストモデルとして最も適切な扱いはどれか。
B. すべてのAWS料金は変動費として扱い、一定期間変化しない費用項目はモデルから除外する
C. 分析期間中に固定的な部分と使用量に連動する部分を分け、需要変化の影響を個別に計算する
D. 変動する使用量は平均値だけで固定し、ピーク時間や稼働時間の違いは無視する
答えと解説
答え:C
需要変化に反応する項目と、分析期間中ほぼ変化しない項目を分けます。
イベントサービスは通常時と2時間だけのピークで負荷差が大きく、利用者数も毎月10%増える見込みである。
コスト見積りとして最も適切なのはどれか。
B. ピーク時のリクエストレートだけを月全体へ適用し、常に同じ負荷が続く前提にする
C. 月間平均リクエスト数だけを使い、短時間のピークや稼働停止時間は考慮しない
D. 現在の請求総額だけを将来の月数倍し、利用パターンの変化はモデル化しない
答えと解説
答え:A
使用量パターンは、平常 + ピーク + 継続時間 + 成長で捉えます。
既存サービスの過去推移から、来月コストはほぼ横ばいと予測されている。
一方、来月は大型キャンペーンで注文数が一時的に2倍になることが事業部から確定している。
最も適切なコストモデルはどれか。
B. キャンペーン期間のピーク使用量だけを1か月全体へ適用する
C. 過去予測を破棄し、キャンペーン担当者が提示した注文数だけから全コストを作り直す
D. 過去傾向を基準にし、キャンペーンによる追加需要を別のコストドライバーとしてモデルへ加える
答えと解説
答え:D
過去傾向だけでは、既知の将来イベントを表せません。傾向と事業上の需要変化を組み合わせます。
2つのアーキテクチャ案を比較している。
案AはAWS利用料が低いが、比較対象にはソフトウェアライセンスや運用費も含める必要がある。
TCO比較として最も適切な考え方はどれか。
B. AWS利用料だけでなく、比較目的に必要な運用・ライセンスなども含める範囲を先に定義して比較する
C. TCOではAWS利用料を除外し、オンプレミス設備の購入費だけを比較対象にする
D. TCOは将来のAWS使用量予測と同義なので、過去のコスト履歴だけから算出する
答えと解説
答え:B
TCOでは、何を比較対象へ含めるかを先に決めます。
コストモデルでは複数の入力値を置いているが、総コストの大半はデータ量と保存期間の仮定に左右される。
見積り精度を上げるため最も優先すべき対応はどれか。
B. 最も単価が高いサービスだけをコストドライバーと決め、使用量の大きさは考慮しない
C. 総コストへの影響が大きい使用量仮定を特定し、その値の変化に対するコスト感度を優先して検証する
D. 実際の請求が出るまでモデルを更新せず、見積り時点の仮定を固定したまま運用する
答えと解説
答え:C
総コストへの影響が大きい仮定から精度を上げます。
既存ワークロードの将来コストを基準に、来期の構成変更をモデル化している。
来期には一部の既存リソースを廃止し、新しい構成へ置き換える。また、新構成の見積りには大型キャンペーンによる利用量増加がすでに含まれている。
最も適切なモデル化はどれか。
B. 既存環境の将来コストへ新構成をそのまま加え、廃止予定の既存リソースも残したままにする
C. 新構成の見積りへキャンペーン増分をもう一度加え、需要増加を二重に反映する
D. 構成変更後は既存環境の情報をすべて破棄し、新構成の料金単価だけで総コストを算出する
答えと解説
答え:A
継続 + 追加 - 廃止を分け、同じ需要を複数の入力へ重複計上しないことが重要です。
新サービスをデプロイしたところ、実際の月額コストが見積りを20%上回った。
原因を確認すると、利用者数は想定どおりだが、1利用者あたりの保存量が大きく増えていた。
次に行うべきことはどれか。
B. 総額だけが近ければ十分なので、サービス別や使用量別の差異は確認しない
C. 見積りとの差異が出ないよう、実績値をそのまま次回の固定予算として採用する
D. 実績とモデルを使用量ドライバー単位で比較し、差異の原因となった仮定を更新して次回精度を上げる
答えと解説
答え:D
今回は、1利用者あたり保存量という仮定が外れています。モデルへ戻って更新します。
取引件数が来年2倍になる見込みである。
現在のコストモデルには一定額で発生する項目と、使用量に応じて変わる項目があり、料金条件も単純な比例とは限らない。
最も適切な再見積り方法はどれか。
B. 取引件数と各課金対象使用量の関係を分け、固定的な部分や段階的な料金条件も含めて再計算する
C. 取引件数が増えてもコストモデルは変更せず、現在の請求額をそのまま利用する
D. 料金モデルの影響だけを計算し、ストレージ量やデータ転送量などの使用量変化は除外する
答えと解説
答え:B
需要の増加率と総コストの増加率は必ずしも一致しません。
既存環境についてAWS Cost Explorerの実績・予測、新構成についてAWS Pricing Calculatorの見積り、AWS Trusted Advisorのコスト最適化推奨を取得している。事業部からは来期の利用者20%増加も提示されており、Pricing Calculatorの見積りにはその増加がすでに反映されている。
固定的に発生する基礎コストと、利用量に応じて変化するVariable Costを区別しながら、これらを1つのコストモデルへ統合する際の適切な対応を4つ選択してください。
B. Pricing Calculatorの入力をコストドライバーへ対応付け、基礎構成などのFixed Costと、利用者数・転送量・保存量などに応じるVariable Costを区別してモデル化する
C. Trusted Advisorの潜在削減額は実装可否や要件への影響を確認せず、現在コストから確定額として差し引く
D. Trusted Advisorの推奨は実現可能性と他要件への影響を確認し、実施できる削減だけを候補シナリオへ反映する
E. 情報源が異なるため、Pricing Calculatorへ含まれている利用者20%増加を事業部予測としてもう一度加算する
F. 各入力が担当する需要と対象範囲を追跡し、同じ需要増分やコストを重複計上しない
答えと解説
答え:A / B / D / F
各ツールの数値を単純加算するのではなく、対象範囲・入力仮定・実現可能性・需要の重複を管理します。さらにFixed CostとVariable Costをコストドライバーへ対応付けることで、需要変化がどの費用へ効くかを追跡できるモデルにします。