Q1 — 単一選択既存ワークロードの監視を改善する。CPUやネットワークなど多数のメトリクスは収集しているが、利用者影響を判断できず、運用チームは障害の兆候を見逃している。最初に見直すべきことはどれか。
A. EC2の詳細モニタリングを全面的に有効化し、取得できるインフラメトリクスを先に増やしてから重要指標を選ぶ
B. 業務成果と利用者影響を示すサービス指標を先に定義し、その判断に必要なログ・メトリクス・トレースを選ぶ
C. 既存メトリクスへCloudWatch異常検出を広く適用し、利用者影響との対応関係は障害発生後に評価する
D. ログ・メトリクス・トレースを中央監視基盤へ集約し、収集完了後にサービス正常性を表す指標を定義する
答えと解説
答え:B
監視戦略は取得できるデータではなく、把握すべき業務成果と正常状態から逆算します。
Q2 — 単一選択既存APIで「エラー率が増え始めた時刻」と「個々の失敗リクエストの原因」の両方を確認したい。最も適切な組み合わせはどれか。
A. エラー率をメトリクスで追い、詳細原因は対応するアプリケーションログで調査する
B. エラー率も個別原因も、CPU使用率という1つのメトリクスだけから判断する
C. 詳細ログだけを保存し、時間的な増減を示す集約指標は持たない
D. リクエスト失敗の本文だけをダッシュボードへ手入力し、元ログは保存しない
答えと解説
答え:A
メトリクスで状態変化を把握し、ログで個別イベントの詳細を調査します。
Q3 — 単一選択既存のAmazon EC2ベースの業務システムを評価したところ、CPUやネットワークの状態は確認できるが、OS内部の状態とアプリケーション処理の詳細を十分に把握できない。監視戦略の改善として最も適切な考え方はどれか。
A. 現在取得できている標準メトリクスだけを使い、観測できない部分は運用担当者の経験で補う
B. 正常性判断に不足しているOS内部メトリクスやアプリケーションログを特定し、追加のテレメトリとして収集する
C. アプリケーションログだけを増やし、時間的な状態変化を示すメトリクスは利用しない
D. 取得可能なすべてのデータを目的を定めず収集し、その後で必要な情報を選別する
答えと解説
答え:B
既存の監視だけで状態を判断できない場合は、まず観測上不足している情報を特定し、必要なテレメトリを補います。具体的な収集手段は、その要件に応じて選択します。
Q4 — 単一選択複数アカウント・複数リージョンのCloudWatch Logsが分散しており、障害調査のたびに各環境を巡回している。ログを中央の保存先へ集約し、横断検索や分析を行いやすくしたい。現在のAWS機能として最も直接的な候補はどれか。
A. CloudWatch メトリクスだけを中央表示し、分散したログは調査対象から外す
B. 各アカウントのログを毎回手動でローカルPCへダウンロードする
C. CloudWatch Logsのクロスアカウント・クロスリージョン一元化を使用する
D. すべてのワークロードを1つのAWSアカウントへ移行してからログを確認する
答えと解説
答え:C
CloudWatch Logsの現在の一元化機能では、複数アカウント・リージョンのログを中央の送信先へレプリケートできます。
Q5 — 単一選択CloudWatch Logsの一元化ルールを今日作成した。ルール作成より前から送信元ロググループに保存されていた過去ログも、同じルールだけで中央へ自動複製されると期待している。最も正しい評価はどれか。
A. 送信元と送信先が同じ組織なら、ルール作成時刻に関係なく全ログが自動複製される
B. 一元化ルールは送信元アカウントの全履歴ログを必ず遡って自動複製する
C. ログの一元化では新しいログを扱えず、過去ログだけが中央へ複製される
D. 一元化ルールは作成後に到着する新しいログデータを対象とするため、過去ログは別途扱う
答えと解説
答え:D
現在のCloudWatch Logs一元化は、ルール作成後に到着する新しいログデータを対象とします。
Q6 — 単一選択既存の分散アプリケーションで、CPUなどのリソース値は正常に見える一方、利用者は断続的な遅延を報告している。監視戦略を改善するとき、可観測性の考え方として最も適切なものはどれか。
A. メトリクスだけに限定し、ログやトレースは相互に関連付けない
B. メトリクス・ログ・トレースなどを関連付け、外部出力から内部状態を理解できるようにする
C. 利用者報告だけを正常性の唯一の根拠にし、システム側のテレメトリは減らす
D. データ量を増やすこと自体を目的にし、業務上の意味や調査用途は定義しない
答えと解説
答え:B
可観測性では複数のテレメトリを利用し、システム内部の状態を理解できることが重要です。
Q7 — 単一選択既存環境ではデバッグログを大量に収集しているが、重要な失敗を示す情報が埋もれ、保存コストと調査時間も増えている。監視戦略の改善として最も適切なものはどれか。
A. 保存コストだけを下げるため、障害調査に必要なログも含めてすべて無効化する
B. ログ量が多いほど必ず可観測性が高くなるため、全コンポーネントで最詳細ログを常時保存する
C. 収集目的を整理し、正常性や業務成果に結び付く有用な情報を優先して不要なノイズを減らす
D. 重要度を判断せず、収集した全イベントを同じ粒度で同じ期間だけ保存する
答えと解説
答え:C
シグナルとノイズを分け、判断や調査に役立つ情報を優先します。
Q8 — 単一選択運用チームのダッシュボードにはCPU使用率やリクエスト数だけがあり、注文失敗が売上へ与える影響を判断しにくい。改善として最も適切なものはどれか。
A. 技術指標に加えて、業務成果を表すKPIも関連付けてワークロード状態を判断できるようにする
B. 技術指標をすべて削除し、売上額だけでインフラストラクチャ障害を判定する
C. AWSサービスごとに別画面を増やし、業務成果との対応関係は持たせない
D. ダッシュボードを廃止し、障害時に各担当者が個別ログだけを確認する
答えと解説
答え:A
技術上の状態と業務成果を結び付けることで、監視結果を運用判断につなげやすくなります。
Q9 — 単一選択既存システムでは各コンポーネントがログを出しているが、同じユーザーリクエストに関係する記録を結び付けにくい。原因調査を容易にする改善として最も適切なものはどれか。
A. 障害調査時に担当者が記憶だけで異なるログを対応付ける
B. 各コンポーネントで時刻表記と識別子を意図的に変え、相互参照できないようにする
C. ログから処理結果を削除し、メッセージ件数だけを保存する
D. タイムスタンプやリクエスト識別子などの関連付けに使える情報をログへ持たせる
答えと解説
答え:D
ログ同士を関連付けられる情報を持たせることで、複数コンポーネントをまたぐ調査が容易になります。