SAP-C02-105 · 理解確認
理解確認:AlertingとAutomatic Remediation
アラート、自動修復、承認付きAutomation、安全条件、実行権限、エスカレーションを既存環境の運用改善へ適用します。 · 12問
既存の運用環境ではCloudWatch アラームが40個あるが、通知を受けた担当者ごとに対応が異なり、誰が何をするか決まっていない。最初に改善すべきことはどれか。
B. 既存アラームはそのままにし、障害発生後に担当者が都度対応方法を決める
C. 各アラートに担当者、実行する対応、エスカレーション条件を対応付ける
D. 通知を減らすため、重大障害を含めてアラームの大半を無効化する
答えと解説
答え:C
アラートを実行可能な運用プロセスへ変換し、担当者・対応・エスカレーションを事前に決めます。
CloudWatch アラームの対象障害は原因判定が明確で、復旧操作は事前検証済み、影響範囲も限定され、成功条件も機械的に確認できる。最も適切な対応方針はどれか。
B. 障害原因が不明でも、最も強い復旧操作を無条件に自動実行する
C. 復旧手順が既知でも、すべての障害を必ず人手だけで処理する
D. 業務影響に関係なく、アラームを受信した時点ですべて同じ処理を実行する
答えと解説
答え:A
判断と復旧方法が十分に確定し、安全に影響を限定できる処理は自動修復の候補になります。
本番データ処理を一時停止する復旧操作をSystems Manager Automationで標準化したい。ただし業務影響が大きいため、実行前に責任者の承認が必要である。最も適切な設計はどれか。
B. 承認が必要なため、Automationを使わず担当者が毎回手順書を手作業で実行する
C. EventBridge ルールだけで承認者の判断を代替し、そのまま復旧操作を進める
D. Systems Manager Automationのランブックに承認ステップを設け、承認後に復旧操作へ進む
答えと解説
答え:D
単純実行のAutomationではaws:approveを利用して、人の承認を自動化ワークフローへ組み込めます。
同じ種類の障害について、復旧手順そのものは標準化されている。しかし、影響範囲によって「担当者が確認して実行する」「責任者の承認後に実行する」「即時に自動実行する」を使い分けたい。最も適切な設計方針はどれか。
B. 影響と安全性に応じて、人対応・承認付きAutomation・自動修復を使い分ける
C. 自動化可能な復旧手順でも必ず人が最初から手作業で実行する
D. CloudWatch アラームのしきい値だけを変更して、対応方法の違いを表現する
答えと解説
答え:B
復旧手順が同じでも、業務影響や誤実行時のリスクによって適切な応答方法は異なります。運用条件に応じて、人による対応、承認付きAutomation、自動修復を選択します。
アプリケーションの5xx率が上昇したが、原因はアプリケーション、データベース、外部依存のいずれも考えられる。復旧操作によって本番全体へ影響する可能性もある。最も適切な自動修復方針はどれか。
B. 自動修復を禁止し、原因が既知の障害でも必ず担当者が最初から手作業で復旧する
C. 無条件の自動修復を避け、診断や承認、必要なエスカレーションを含む対応へつなぐ
D. アラームのしきい値を高くし、重大障害になるまで対応処理を開始しない
答えと解説
答え:C
原因が不確定で復旧操作の影響が大きい場合は、無条件の自動修復より人の判断を含む経路が適します。
Systems Manager Automationで段階的な復旧処理を実行する。処理の途中で別の安全性メトリクスが悪化した場合は、残りの処理を継続せず停止したい。最も適切な設計はどれか。
B. Automation開始後は監視を停止し、すべてのステップが完了するまで状態変化を無視する
C. 安全性を確認するため、EventBridgeのイベント履歴だけをAutomationが直接監視する
D. 実行中に問題が起きても停止できないため、Automationでは段階的な復旧を実装しない
答えと解説
答え:A
AutomationはCloudWatch アラームを実行中に監視し、指定した安全条件がALARMになった場合に実行を停止できます。
既存サービスで自動修復を導入する。自動処理だけで完結させず、人へのエスカレーションへ切り替える条件として適切なものを3つ選択してください。
B. 自動修復後に正常性が回復し、定義済みの完了条件を満たした
C. 低影響の既知障害に対する自動修復が正常終了した
D. アラート通知が最初の担当者へ正常に配信された
E. 業務影響が現在の担当者の判断権限を超えた
F. 定義した対応時間を超えてもサービスが正常化していない
答えと解説
答え:A / E / F
自動処理が継続できない、より強い意思決定が必要、時間内に復旧しない、といった条件をエスカレーションへ接続します。
運用チームには多数の通知が届くが、受信しても行う作業がない通知が多く、重要な通知を見落としている。改善として最も適切なものはどれか。
B. 同じ障害でも通知先を毎回変え、担当者を固定しないことで属人化を避ける
C. 対応不要な状態変化も通知対象に残し、通知件数が多いほど監視品質が高いとみなす
D. 人へ通知するアラートは、受信者が取るべき行動と担当範囲が明確なものにする
答えと解説
答え:D
人へのアラートは、受信後に実行する対応が明確なものにします。
重大な業務障害が発生した。一次運用担当者は定義済み手順を実行できるが、復旧しない場合のサービス停止判断や業務部門との調整権限は持っていない。次の対応として最も適切なものはどれか。
B. 通知先を増やすだけで、誰が意思決定を引き継ぐかは障害発生後に決める
C. 業務影響と必要な意思決定権限に基づき、適切な責任者へエスカレーションする
D. 復旧しなくても定義済み手順を実行した時点でインシデント対応を終了する
答えと解説
答え:C
エスカレーションでは単に通知人数を増やすのではなく、現在の担当者では行えない判断や調整を担える、適切な権限・責任を持つ担当者へ引き継ぎます。
Systems Manager Automationで本番リソースを修復するランブックを運用する。必要以上の権限を持つ利用者の認証情報に依存せず、安全に実行したい。最も適切な権限設計はどれか。
B. 実行失敗を避けるため、すべてのAutomationに常時AdministratorAccessを付与する
C. AutomationはAWSサービスなので、対象リソースへのIAM権限を設計する必要はない
D. EventBridgeに権限があれば、Automationの実行権限も自動的に対象リソースへ継承される
答えと解説
答え:A
Automation用の実行ロールを利用し、復旧ランブックが必要とする権限を明示的に設計します。
責任者の承認を待ってからSystems Manager Automationを続行するためaws:approveの利用を検討している。現在の仕様について最も正しいものはどれか。
B. aws:approveは単純実行の承認ゲートに使えるが、複数アカウント・複数リージョンAutomationでは別の承認方法を設計する
C. aws:approveはアラーム状態を評価するアクションなので、人による承認には使用しない
D. aws:approveを使うと、承認後のAutomationは実行ロールなしで任意のAWSリソースを変更できる
答えと解説
答え:B
aws:approveはAutomationを一時停止して承認を待つ機能ですが、複数アカウント・複数リージョンAutomationではサポートされません。
既存サービスではCloudWatch アラームを障害検知に使用している。既知の低影響障害ではSystems Manager Automationを起動し、別の重大アラームでは人への通知へ振り分けたい。検知条件はCloudWatch アラーム側に残し、応答先の振り分けをアラーム設定へ埋め込みたくない。
この責任分離を実現する構成として最も適切なものはどれか。
B. すべてのアラームを同じSystems Manager Automationへ直接接続し、ランブック内部だけで重大度と通知先を判定する
C. EventBridgeを使わず、CloudWatch Logsの保持期間を変更して障害ごとの復旧処理を切り替える
D. CloudWatch アラームを廃止し、Systems Manager Automationを一定間隔で実行して障害の検知と復旧を同じ処理へ統合する
答えと解説
答え:A
CloudWatch アラームは検知条件を担当し、Amazon EventBridgeで状態変更イベントを条件に応じて各対応先へルーティングすると、検知と応答ポリシーを分離できます。