SAP-C02-107 · 理解確認
理解確認:Configuration Managementを自動化する
望ましい状態、構成ドリフト、State Manager、Automation、変更管理を既存環境へ適用します。 · 9問
既存の100台のサーバーでは、担当者がSSH接続して設定ファイルを個別変更しており、同じ役割のサーバーでも設定差が発生している。構成管理の改善として最初に行うべきことはどれか。
B. 設定変更をアプリケーション再デプロイ時だけに限定し、日常の差分は許容する
C. 維持すべき望ましい状態を明確化し、承認済みの定義から自動適用できる形にする
D. すべての設定差を障害として扱い、原因確認なしで同じ値へ即時変更する
答えと解説
答え:C
自動化の前に、何を正しい状態として維持するのかを明確にします。
既存環境では、担当者が「正しい設定のサーバー」を見つけ、その内容を別サーバーへ手作業でコピーしている。構成管理として最も適切な改善はどれか。
B. 稼働時間が最も長いサーバーを正本とし、そこから毎回設定をコピーする
C. 担当者ごとに参照するサーバーを決め、複数の正本を持つことで作業を分散する
D. 設定差が見つかった場合だけコピーし、変更理由や適用履歴は管理しない
答えと解説
答え:A
稼働サーバーそのものではなく、承認・追跡可能な設定定義を正本として扱います。
既存環境を自動化する前に調査したところ、同じ役割のサーバーでも一部の設定差は障害ではなく、リージョンや環境ごとの意図した差分だった。最も適切な進め方はどれか。
B. 自動化すると差分が消えるため、現状分析を省略して全サーバーへ同じ設定を適用する
C. 差分が存在する限り構成管理は利用できないため、手作業を継続する
D. 意図した差分と意図しない差分を分け、環境固有値を明示して望ましい状態を定義する
答えと解説
答え:D
環境ごとの正当な差は構成ドリフトではありません。必要な差分を明示したうえで望ましい状態を定義します。
既存の設定を望ましい状態として自動適用する計画があるが、現在のフリートには長年の手作業による差分が多く、どの差分が正しいか整理できていない。最も適切な進め方はどれか。
B. 現状の差分を分類し、正しい基準を確定してから小さな対象で適用結果を検証する
C. 自動化後に問題が出た設定だけ人手で戻せばよいので、事前確認を省略する
D. 設定差を残したまま、各サーバーが現在持つ値をそれぞれ望ましい状態として登録する
答えと解説
答え:B
不明な現状をそのまま自動化すると、誤った設定まで高速に展開する可能性があります。
既存環境では、構成不良が見つかるたびに担当者が個別修正している。修正後も別の担当者が本番サーバーを直接変更するため、数週間後には同じ設定差が再発している。最も適切な改善はどれか。
B. 承認済みの設定定義を変更の基準とし、管理された経路から適用して直接変更を減らす
C. 各サーバーの現在値を個別の正しい状態として登録し、設定差をすべて許容する
D. 設定変更の履歴を残さず、障害が発生した場合だけ担当者が差分を調査する
答えと解説
答え:B
単発の修正を繰り返すのではなく、承認済みの設定定義を正本とし、変更経路そのものを管理することで構成差の再発を抑えます。
本番サーバーは通常INFOのログレベルを望ましい状態として管理している。障害調査のため一時的にDEBUGへ変更する必要がある。構成管理された環境で最も適切な運用はどれか。
B. 構成管理している環境では一時的な設定変更を一切認めず、障害調査もINFOのまま行う
C. 一時変更として扱い、調査終了後に通常の望ましい状態へ戻ることまで運用に含める
D. 構成管理の対象からログレベルを永久に除外し、以後は担当者が自由に変更する
答えと解説
答え:C
構成管理では、一時的な例外と通常維持する望ましい状態を区別します。一時変更が必要な場合も、終了後に通常状態へ戻るところまで管理された運用として扱います。
毎週日曜日だけ設定を適用するState Manager関連付けがある。水曜日に関連付けの内容を更新したが、運用要件上は次の日曜日まで適用したくない。現在のState Managerの動作を踏まえた最も適切な設計はどれか。
B. 関連付けを削除して日曜日に作り直さない限り、更新時の即時実行は防げない
C. ApplyOnlyAtCronIntervalを設定し、次のcron実行まで適用を待たせる
D. rate式を使用すれば更新直後の実行を無条件で抑止できるため、cronをrateへ変更する
答えと解説
答え:C
State Manager関連付けは既定では更新後に即時実行されます。cron実行時だけ適用したい場合はApplyOnlyAtCronIntervalを利用できます。
CloudFormationで管理するセキュリティグループのルール差分と、EC2上の監視エージェント設定の不一致を同じ方法で管理しようとしている。最も適切な改善はどれか。
B. 両方ともState ManagerだけでAWSリソース定義とOS設定を一括管理する
C. どちらも構成ドリフトなので、差分の種類を区別せず担当者が手動修正する
D. リソース定義の差分とノード上の設定状態を分け、それぞれ適切な管理層で扱う
答えと解説
答え:D
IaCで管理するAWSリソースの状態と、ノード内部の設定状態では管理責任が異なります。
繰り返し発生する運用修復をAWS Systems Manager Automationのランブックへ移行する。Automationの使い方として適切なものを3つ選択してください。
B. 前段ステップの出力を後続ステップへ渡し、条件に応じて処理を制御する
C. 必要に応じて承認やエラー処理を組み込み、実行結果を追跡できる手順にする
D. 望ましいOS設定を常時維持する用途はすべてAutomationだけで置き換え、State Managerの役割をなくす
E. ランブックを作成したら実行結果を記録せず、失敗時も同じ処理を無制限に再実行する
F. AutomationではAWS APIを呼び出せないため、すべての操作をSSHの手作業として残す
答えと解説
答え:A / B / C
Systems Manager Automationは、複数ステップの運用手順をランブックとして定義し、出力の受け渡し、AWS APIやスクリプトの実行、承認・エラー処理などを組み合わせて追跡可能な自動運用を構成できます。