Q1 — 単一選択組織ではバックアップを30日間保持している。過去のセキュリティインシデントを調査したところ、侵害開始から発見まで40〜50日かかる場合があることが分かった。バックアップをセキュリティ対策として改善する観点で最も適切なのはどれですか。
A. バックアップ頻度だけを増やし、保持期間は30日のままにする
B. 侵害の検出遅延も考慮し、正常な復旧ポイントを残せる保持期間を再評価する
C. バックアップをすべて同日の復旧ポイントへ統合し、保存世代数を減らす
D. 保持期間を短縮し、侵害されたデータがバックアップへ残る時間を減らす
答えと解説
答え:B
保持期間はコストだけでなく、侵害が発覚するまでの時間と、侵害前の正常な復旧ポイントを保持できる期間も考慮します。
Q2 — 単一選択本番アカウントから専用バックアップアカウントへ復旧ポイントをコピーしている。しかし本番管理者ロールから、バックアップアカウントの強い管理ロールを自由に引き受けられる。認証情報侵害への耐性を改善する方法として最も適切なのはどれですか。
A. 本番管理者からバックアップアカウントへの不要な管理経路を削減し、バックアップ管理権限を分離する
B. バックアップアカウントを本番アカウントへ統合し、IAMポリシーを1か所で管理する
C. 本番管理者へバックアップ削除権限も追加し、障害時の作業を高速化する
D. クロスアカウントコピーを停止し、本番アカウント内だけに復旧ポイントを保持する
答えと解説
答え:A
別アカウントへコピーしても、本番側の侵害された権限からバックアップ管理境界を容易に越えられるなら分離効果が低下します。
Q3 — 単一選択バックアップ管理アカウントの強いIAM権限まで侵害される可能性を想定している。保持期間中は、管理者やルートユーザーにも復旧ポイントを削除させたくない。最も適切なのはどれですか。
A. Governance modeを使用し、管理者にはロック変更権限も残しておく
B. Vault Access Policyだけで管理者からの削除要求を拒否する
C. クロスアカウントコピーを増やし、すべて同じ管理権限で運用する
D. Vault LockをCompliance modeで設定し、Grace time後の不変性を利用する
答えと解説
答え:D
Compliance modeではGrace time経過後、管理者やルートユーザーを含めてロックを変更・削除できず、保持期間満了前の復旧ポイントを保護できます。
Q4 — 単一選択AWS Backup Vault LockでMinRetentionDaysを35日に設定した。新しいバックアップ計画では、このボールトへ7日保持の復旧ポイントを作成しようとしている。最も適切な結果はどれですか。
A. Vault Lockが自動的に保持期間を35日へ書き換えてバックアップを成功させる
B. 7日後に復旧ポイントを削除するが、Vault Lock自体は35日間残る
C. 最小保持期間を満たさないため、バックアップまたはコピー処理は失敗する
D. MinRetentionDaysは既存復旧ポイントだけに適用され、新規バックアップには影響しない
答えと解説
答え:C
Vault Lockで最小保持期間を設定すると、その条件を満たさない保持期間の新しいバックアップやコピーは受け入れられません。
Q5 — 単一選択企業はランサムウェアや管理者認証情報の侵害から重要なバックアップを保護したい。AWS Backupで、Compliance modeによる不変性を備えた専用の保護領域を利用したい。最も適切な候補はどれですか。
A. Logically air-gapped vault
B. Default backup vaultのみ
C. Systems Manager Parameter Store
D. Amazon EventBridge archive
答えと解説
答え:A
Logically air-gapped vaultにはAWS Backup Vault LockのCompliance modeが組み込まれており、通常のバックアップボールトより追加の保護機能を持ちます。
Q6 — 単一選択EBSやRDSのバックアップについて、Vault Access Policyで削除操作を制限した。セキュリティ担当者は「これでバックアップを削除できるすべての経路を制御できた」と判断している。最も適切な評価はどれですか。
A. 正しい。Vault Access Policyはアカウント内のすべてのストレージAPIを一括制御する
B. 正しい。AWS Backupに登録すると元サービス側のAPIから操作できなくなる
C. 誤り。一部では元サービス側のAPIからも操作できるため、そのIAM権限も確認する
D. 誤り。Vault Access Policyは復元操作だけを制御し、削除操作には影響しない
答えと解説
答え:C
Vault Access PolicyはAWS Backup APIへのアクセスを制御します。一部のバックアップでは、EBSやRDSなど元サービス側のAPI権限も含めて確認する必要があります。
Q7 — 単一選択攻撃者が侵入してから10日後にデータ改ざんを開始し、その後もVault Lockで保護されたバックアップが毎日取得されていた。30日後に侵害を発見した。不変な復旧ポイントから安全に復旧するため、最も適切なのはどれですか。
A. 複数世代から侵害前の候補を選び、復元テストと正常性確認を行ってから利用する
B. 最新の復旧ポイントは不変なので、内容も安全と判断してそのまま本番へ復元する
C. Vault Lockを解除し、侵害期間中に取得された復旧ポイントをすべて手動で書き換える
D. 最も古い復旧ポイントを無条件に選び、内容を確認せず本番環境へ復元する
答えと解説
答え:A
Vault Lockが保証するのは復旧ポイントの変更・削除耐性です。侵害後に取得された復旧ポイントには改ざん済みデータが含まれる可能性があるため、世代を選定して内容を検証します。
Q8 — 単一選択本番アカウントの管理権限が侵害され、本番アカウント自体を信頼できない状況でも復旧を開始したい。また、単独の管理者だけでは保護されたバックアップへのアクセスを有効化できないようにしたい。最も適切な設計はどれですか。
A. 本番アカウントの管理権限を復旧アカウントへ共有し、その権限でバックアップへアクセスする
B. 本番アカウントのルートユーザー認証情報を復旧アカウントへ保管し、その情報で復旧する
C. 通常のバックアップボールトを復旧アカウントへ共有し、承認なしで直接復元を実行する
D. Logically air-gapped vaultを共有し、Multi-party approval承認後に復旧する
答えと解説
答え:D
本番アカウントへ依存しない復旧経路とMulti-party approvalを組み合わせることで、管理プレーン侵害時にも単一の認証情報だけに依存しない復旧アクセスを構成できます。