Q1 — 単一選択公開WebアプリケーションにはAWS WAFとセキュリティグループがあり、Amazon S3上の機密データはSSE-KMSで暗号化されている。Webアプリケーションを侵害された場合を確認したところ、EC2ロールは業務上不要なS3バケットと複数のKMSキーへアクセスできる。横断レビューで最も重要な指摘はどれですか。
A. AWS WAFがあるため、EC2ロールの権限は現在のままでよい
B. SSE-KMSを使用しているため、EC2ロールが侵害されてもデータへアクセスできない
C. 上流の防御を越えた後の影響を限定するため、ワークロードロールとデータアクセス権限を必要範囲へ絞る
D. セキュリティグループを追加すれば、IAMとKMSの過剰な権限をそのまま維持できる
答えと解説
答え:C
上流の防御を越えた後に広いワークロード権限が残っていると、侵害が他のデータへ拡大します。攻撃経路全体で次に残る防御を確認します。
Q2 — 単一選択インターネットから直接到達できるのはALBだけで、アプリケーションサーバーはプライベートサブネットにある。しかしアプリケーションサーバーを侵害した場合、同一VPC内の複数のデータベースへ接続できるセキュリティグループ構成になっている。データベース側には認証も設定されている。最も適切なレビュー結果はどれですか。
A. 外部からアプリケーションサーバーへ直接到達できないため、内部のデータベース到達範囲は確認不要である
B. アプリケーションサーバー侵害後の横方向の移動を抑えるため、必要なデータベースだけへ到達できるよう通信経路を限定する
C. データベース認証を削除し、セキュリティグループだけでデータベースを保護する
D. ALBへセキュリティグループを追加すれば、侵害済みアプリケーションサーバーからの通信も防止できる
答えと解説
答え:B
ネットワークレビューでは外部境界だけでなく、内部ワークロードが侵害された後の移動経路も確認します。
Q3 — 単一選択WebアプリケーションにはAWS WAF、セキュリティグループ、アプリケーション認証があり、EC2ロールも必要最小限である。しかしEC2上のランタイムにはリモートコード実行につながる重大な既知脆弱性が残っている。攻撃経路を横断的に見た場合、最も適切なのはどれですか。
A. 他の防御が存在するためランタイムの脆弱性は改善対象から除外する
B. EC2ロールが最小権限なら、コンピューティング環境の侵害自体は考慮しなくてよい
C. AWS WAFルールを複製し、ランタイムの脆弱性に対する代替対策とする
D. 上流対策を越えた後の侵害経路として、ランタイムの更新やハードニングを改善対象にする
答えと解説
答え:D
複数の上流対策があっても、コンピューティング環境自体が次の侵害地点になる経路が残っていれば改善対象です。
Q4 — 単一選択攻撃者が侵害した管理ロールを使ってセキュリティグループを変更し、通常とは異なるAWS API操作を実行した。しかし重要な管理操作のCloudTrail記録が集約されておらず、アプリケーション側の重要操作にも十分な監査ログがない。最も適切な改善はどれですか。
A. AWS WAFルールを増やし、管理ロールによるAWS API操作の記録を代替する
B. セキュリティグループをプライベートサブネットへ移動し、アプリケーションログの不足を補う
C. KMSキーを変更し、CloudTrailを使用しない構成へ変更する
D. 管理操作と重要なアプリケーション操作を追跡できるログを確保し、他の防御失敗を調査できるようにする
答えと解説
答え:D
ログ層では、別の防御を越えた操作について、誰が何をしたかを追跡できる状態を確保します。
Q5 — 単一選択WebアプリケーションにはAWS WAF、Cognitoによる認証、セキュリティグループが設定されている。利用者Aが正しく認証した後、APIのリソースIDを変更すると利用者Bの情報を取得できることが分かった。最も適切なレビュー結果はどれですか。
A. 正常に認証済みなので、別利用者のデータ取得はセキュリティ上の問題ではない
B. AWS WAFを削除し、アプリケーション認証だけに防御を集約する
C. 認証後の不正操作を防ぐため、アプリケーション側でリソース単位の認可を行う
D. セキュリティグループへ利用者IDを登録し、APIリソースごとの認可を代替する
答えと解説
答え:C
ネットワークや認証が正常でも、業務上許可されていないリソースへアクセスできるなら、アプリケーション層に防御の空白があります。
Q6 — 単一選択既存アーキテクチャではAWS WAF、セキュリティグループ、CloudTrail、KMSキーポリシーを別々に設定している。しかし、1つの管理ロールからこれらすべてを変更できる。レビューで最も重要な指摘はどれですか。
A. 異なるAWSサービスを使用しているため、それぞれ完全に独立した防御である
B. 共通の管理ロールが侵害されると複数の防御を同時に弱体化できるため、管理経路の共通依存を確認する
C. AWS WAFルールを1つ追加すれば、管理ロールの侵害による影響を防止できる
D. KMS暗号化があれば、他の防御を変更されても必ず機密性を維持できる
答えと解説
答え:B
複数の対策が別サービスに存在していても、同じ管理経路からまとめて変更できるなら、共通原因で複数層が弱体化する可能性があります。
Q7 — 単一選択既存アーキテクチャのレビューで、インターネットから機密データまでの攻撃経路と、経路上の既存対策を整理した。次に実施する方法として最も適切なのはどれですか。
A. 各層のAWSサービス数だけを数え、最も少ない層へサービスを追加する
B. すべての層へ同じ種類の対策を1つずつ追加する
C. 主要な対策を1つ機能しない状態と仮定し、同じ攻撃経路を再度たどって次に残る防御と最終影響を確認する
D. 最も高価なセキュリティサービスを主要な防御として選び、他の対策を削除する
答えと解説
答え:C
横断レビューでは具体的な攻撃経路を維持したまま、主要な対策が失敗した場合にどこまで侵害が進むかを確認します。