Q1 — 単一選択既存ワークロードでp95レイテンシーKPIが未達となっている。チームにはスケーリング、適正サイズ化、エッジ利用、マネージドサービスへの置換という複数の改善案がある。改善戦略を選択する手順として最も適切なのはどれですか。
A. 利用できる改善策の中から最も新しいものを先に選び、その後で改善したメトリクスを確認する
B. 最大性能が最も高い構成を先に採用し、KPIやボトルネックは導入後に確認する
C. 未達KPIと測定されたボトルネックを確認し、その制約を変えられる改善軸を選んで検証結果へ接続する
D. 複数の改善策をすべて同時に導入し、KPIが改善した後で必要だった変更を判断する
答えと解説
答え:C
改善戦略はサービス名から決めるのではなく、未達KPIとボトルネックを起点に、その制約を解消できる改善軸を選択します。
Q2 — 単一選択グローバルECサイトでは遠隔地域の読み取りレイテンシーが高く、キャンペーン時にはオリジンの固定台数で処理待ちも発生している。測定するとリクエストの80%はキャッシュ可能である。まずキャッシュ可能な読み取りをエッジへ移したところ、遠隔レイテンシーは改善したが、残る動的リクエストのピーク時にはオリジンCPUが飽和しKPIを超過する。次の改善として最も適切なのはどれですか。
A. エッジ適用後の測定結果を基に、残る動的処理へ必要な水平スケーリングを設計する
B. エッジを導入したため、オリジンのCPU飽和とKPI超過は無視する
C. CPU飽和が残っていてもインスタンス数を固定し、キャッシュ対象だけをさらに増やす
D. 測定結果に関係なく、エッジ、適正サイズ化、全サービス置換を同時に適用する
答えと解説
答え:A
改善を一度に重ねるのではなく、エッジ適用後に残るボトルネックを再測定します。キャッシュできない動的処理でCPU飽和とKPI超過が残るなら、その残余需要に対するスケーリングを次の改善として設計します。
Q3 — 単一選択既存のセルフマネージド基盤では、需要急増時の手動キャパシティ追加に40分かかり、その間にKPIを外れる。候補のマネージドサービスは数分でキャパシティへ追従できるが、代表的な書き込み負荷でベンチマークするとp95レイテンシーが要求値を超えた。性能改善戦略として最も適切な判断はどれですか。
A. 追従時間を改善できるため、p95レイテンシー未達でも候補をそのまま採用する
B. 候補は1つの制約を改善してもKPIを満たさないため、設定変更や別候補を検証してから採用を判断する
C. マネージドサービスであることを優先し、代表負荷のベンチマーク結果は評価から除外する
D. ベンチマークでKPIを外れたため、既存基盤の40分の追従遅延も性能問題ではないと判断する
答えと解説
答え:B
改善戦略は一部の制約だけでなく、必要なKPIを満たせるかまで確認します。候補がキャパシティ追従を改善しても代表負荷でKPI未達なら、その状態では推薦せず、設定変更や別候補を比較します。
Q4 — 単一選択あるワークロードでは、ピーク時のp95レイテンシーを300 ms以下にする必要がある。最初に特定した総処理能力不足に対してスケーリングを適用し、負荷テストした結果、p95レイテンシーは520 msから380 msまで改善した。しかしKPIは依然として未達である。この時点で最も適切な対応はどれですか。
A. 数値が改善しているため、同じスケーリングだけをKPI達成まで無条件に続ける
B. 改善率が大きいため、300 ms以下というKPIを満たしていなくても改善戦略を完了とする
C. KPI未達が残っているため、現在の測定結果から残存するボトルネックを再確認し、必要なら次の改善戦略を選択する
D. 最初の改善でKPIを達成できなかったため、それまでの測定結果を破棄して別のAWSサービスへ無条件に置き換える
答えと解説
答え:C
改善によって数値が良くなってもKPIが未達なら、同じ改善を自動的に続けるのではありません。残っているボトルネックを再確認し、その制約に対応する次の改善戦略が必要か判断します。
Q5 — 単一選択注文APIではピーク時の総処理能力不足をスケーリングで解消し、キュー滞留はなくなった。しかしp95レイテンシーは目標300 msに対して420 msである。再測定すると各要求のCPU処理が約310 msを占め、各ワーカーのCPU使用率は95%前後で、1要求の処理は複数ワーカーへ分割できない。より高いCPU性能の候補を同じ負荷で検証するとp95は260 msだった。次の改善戦略として最も適切なものはどれですか。
A. 総台数不足は解消しているため、単一ワーカーのCPU能力を適正サイズ化し、同じKPIで再検証する
B. CPU制約の測定結果を無視し、同じサイズのワーカー台数だけをさらに増やし続ける
C. 利用者との距離が原因という証拠はないが、CPU能力は変えずエッジサービスだけを追加する
D. ベンチマークでKPIを満たしていても、現在の構成を変更せずKPI自体を420 msへ緩和する
答えと解説
答え:A
スケーリングによる総処理能力不足は解消済みで、残った制約は1要求を処理する単一ワーカーのCPU能力です。測定とベンチマークが適正サイズ化の効果を示しているため、その改善軸を選んで同じKPIで再検証します。