Q1 — 単一選択既存の注文APIは現在すべてのSLOを満たしている。月間平均CPU使用率は約40%で変化していないが、週次ピークCPU使用率は過去4週間で65%、72%、78%、85%と上昇している。また、85%前後の高負荷状態が継続する時間も長くなっている。将来の信頼性を評価する判断として最も適切なのはどれですか。
A. 月間平均が40%なので、将来のキャパシティ不足は評価しなくてよい
B. 現在SLOを満たしているため、障害が実際に発生するまで追加分析は不要である
C. ピーク使用率と高負荷継続時間の傾向から余裕が減る速度を確認し、将来の飽和時期を予測する
D. CPU使用率が85%に達したため、分析を行わず直ちに最大サイズのリソースへ変更する
答えと解説
答え:C
現在正常でも、ピーク需要と高負荷継続時間が増加していれば将来のキャパシティ不足を予測できます。平均値だけでなく、ピークの傾向と現在の余裕を確認します。
Q2 — 単一選択あるデータ処理システムでは、実用上利用できる保存容量を10 TiBとしている。現在の保存量は6 TiBで、直近数か月は約0.5 TiB / 月のほぼ一定した速度で増加している。データ削除や大きな使用量変更の予定はない。この傾向が続く場合、現在の条件だけから見た飽和までの時間として最も近いものはどれですか。
A. 約2か月
B. 約4か月
C. 約8か月
D. 約20か月
答えと解説
答え:C
現在の余裕は4 TiBで、4 TiB ÷ 0.5 TiB / 月 = 約8か月です。これは正確な障害日時ではなく、対策が必要になる時間軸を把握するための簡易予測です。
Q3 — 複数選択:3つ選択既存ワークロードの将来利用量を評価している。将来のキャパシティ不足を予測するとき、単純な現在値だけではなく使用パターンとして考慮すべきものを3つ選択してください。
A. 毎週月曜日に繰り返し発生するトラフィックピーク
B. 1回だけ発生し、その後再現していない障害による異常値を継続的な増加率として扱う
C. 毎月増加している通常時の利用量
D. 年末などに繰り返し発生する季節ピーク
E. 現在使用しているAWSサービスの名前の数
F. 最新1分間の平均値だけを将来需要として固定する
答えと解説
答え:A / C / D
継続的な増加だけでなく、週次や季節ごとに繰り返す使用パターンも将来需要へ影響します。一度だけの異常値を継続的な傾向として扱ってはいけません。
Q4 — 単一選択既存システムで複数のリソースを監視している。項目Aは現在75%で過去3か月74% → 75% → 75%、項目Bは現在58%で32% → 44% → 58%、項目Cは現在50%で49% → 51% → 50%である。各項目の実用上の上限が同程度だと仮定した場合、将来の飽和リスクを優先して調査すべきものはどれですか。
A. 項目A。現在使用率が最も高いという理由だけで決定する
B. 項目B。現在値だけでなく、余裕が急速に減っている傾向を確認する
C. 項目C。50%付近で安定しているため最も早く飽和すると判断する
D. 3項目は現在100%ではないため、いずれも将来予測の対象外とする
答えと解説
答え:B
将来リスクでは現在値だけではなく、余裕がどの速度で減っているかを確認します。現在使用率が低くても、急速な増加が続いていれば先に飽和する可能性があります。
Q5 — 単一選択注文APIの現在ピークトラフィックは7,000 req/sで、SLOを維持できる実用上の処理能力は12,000 req/sである。過去数か月の増加傾向だけを見ると当面は余裕があるが、事業部から2か月後に全国キャンペーンを開始し、その期間はピークトラフィックが現在の約2倍になる見込みだと通知された。将来の信頼性リスクとして最も適切な評価はどれですか。
A. 過去の増加傾向だけを使い、キャンペーン需要は実際に発生するまで予測へ含めない
B. 予想ピーク14,000 req/sを処理能力12,000 req/sと比較し、事前にキャパシティ不足リスクを記録する
C. 現在のピークが7,000 req/sなので、現在正常であることだけを根拠に将来リスクなしとする
D. キャンペーン予定があるため、分析せず直ちにすべてのリソースを最大構成へ変更する
答えと解説
答え:B
確定している事業イベントによる需要変化は過去の傾向だけでは表れません。予想需要を現在のキャパシティと比較し、要求を維持できない可能性がある時期を将来リスクとして扱います。
Q6 — 単一選択3か月前の分析では、ストレージは約6か月後、注文APIは約9か月後に現在のキャパシティへ近づくと予測していた。最新の実績を確認すると、注文APIには2,400 req/sの処理余裕が残っているが、直近ではピークトラフィックが約1,200 req/s / 月の速度で増加している。ストレージ側の増加速度には大きな変化がない。最も適切な評価はどれですか。
A. 以前はストレージが先に飽和すると予測したため、新しい実績に関係なくその順位を維持する
B. 注文APIは約2か月で余裕を使い切る可能性があるため、飽和時期を再計算して将来リスクの優先順位を更新する
C. 2つのリソースの現在使用率を平均し、その平均値だけでどちらを優先するか決める
D. 以前の予測と最新実績が異なるため、障害が発生するまで将来予測を停止する
答えと解説
答え:B
最新の実績によって増加速度が変われば、各キャパシティの飽和までの時間も変わります。古い予測値を書き換えるだけでなく、どの不足リスクが先に顕在化するかを再評価します。