Q1 — 単一選択リホスト済みの業務アプリケーションについて新しいアーキテクチャを検討しています。チームは移行前の設計書だけを使い、AWS上で実際に使われている依存関係や運用上の制約を確認せずにサービス選定を始めようとしています。
最も適切な最初の対応はどれですか。
A. 移行前の設計書だけを基準にし、現在のAWS上の実装や運用状態は確認しない
B. 現在の実装・依存関係・運用上の制約を確認し、将来要件との差分を整理する
C. 最新のAWSサービスを先に選び、現在構成は選定後に確認する
D. 移行時に使用した7Rsだけから、新しいアーキテクチャを確定する
答えと解説
答え:B
新しいアーキテクチャは、移行前の設計だけではなく、現在AWS上で実際に動いている構成・依存関係・運用状態を基準にして将来要件との差分を整理します。
Q2 — 単一選択リホスト後のアプリケーションは正常稼働していますが、ローカルディスクへの状態保持、手動のOS更新、単一サーバー保守時の停止が残っています。
新しいアーキテクチャを検討するとき、この情報を最も適切に扱う方法はどれですか。
A. 正常稼働しているため再設計対象から除外し、現在構成を恒久的な基準にする
B. 移行後も残った構造的制約として記録し、ターゲット要件へ反映する
C. すべて移行障害として扱い、移行ツールの設定だけを変更する
D. 技術的負債はAWS移行で自動解消されるため、追加評価しない
答えと解説
答え:B
リホストで移行自体が成功していても、拡張・保守・可用性などを妨げる構造的な制約は残り得ます。これらを技術的負債としてターゲット設計の入力にします。
Q3 — 単一選択移行後のシステムでは、OSパッチ、バックアップ確認、フェイルオーバー手順、容量変更に多くの定常作業が残っています。
新しいプラットフォームを選ぶ前に行うべきことはどれですか。
A. 現在の運用手順をそのまま維持し、プラットフォーム選択とは分離する
B. 繰り返し運用を責任単位で整理し、ターゲット側で残す責任と減らす責任を定義する
C. 作業時間が多いだけで、最も管理機能が多いサービスへ自動的に変更する
D. 運用負荷はコストだけの問題なので、新しいアーキテクチャの条件から除外する
答えと解説
答え:B
運用負荷を単なる時間やコストとして見るだけでなく、現在どの責任を自社が持ち、ターゲットではどの責任を残す必要があるかへ変換してからプラットフォーム候補を評価します。
Q4 — 複数選択:3つ選択既存ワークロードをAWS上で再設計します。ピーク時には手動増設が間に合わず、単一ノード障害でサービスが停止します。また、必須の商用ライブラリはx86_64のみサポートされています。
具体的なAWSプラットフォームを選ぶ前に、ターゲットアーキテクチャの条件として直接記録すべきものを3つ選択してください。
A. 将来需要へ追従できる拡張性を持つこと
B. 単一ノード障害でサービス全体が停止しないこと
C. 必須ライブラリのx86_64互換性を維持すること
D. Amazon EKSを必ず使用すること
E. Amazon Auroraを必ずデータストアとして使用すること
F. 現在と同じサーバー台数を恒久的に維持すること
答えと解説
答え:A / B / C
現在のスケーラビリティ、可用性、互換性の制約をターゲット要件として先に定義します。具体的なAWSサービスは、その条件を満たす候補から選択します。
Q5 — 単一選択移行前の設計書では旧APIサーバーへの依存は廃止済みとされています。しかしAWS上の通信記録では、現在もそのAPIサーバーへの接続が確認されています。新しいアーキテクチャでは旧APIサーバーを廃止する予定です。
最も適切な対応はどれですか。
A. 設計書を正として通信記録を無視し、予定どおり依存先を削除する
B. 通信の用途と必要性を確認し、現行依存関係を確定してから廃止判断を行う
C. 通信が1回でもあれば恒久的な必須依存関係としてターゲットへ残す
D. 資料と実測が異なる場合は、ターゲットアーキテクチャの検討対象から除外する
答えと解説
答え:B
設計資料とAWS上の実態が食い違う場合は、どちらかを無条件に採用せず、観測された依存関係の用途と必要性を確認して現行アーキテクチャを確定します。
Q6 — 単一選択リホスト後のワークロードには改善したい運用・可用性上の課題があります。一方、必須の商用ライブラリが現在の実行環境に依存しており、対応版は6か月後に提供予定です。ライブラリと無関係な部分は先に変更できます。
最も適切なターゲット設計はどれですか。
A. 互換性制約を無視して最終構成へ一度に変更する
B. 制約部分を維持した中間状態を設け、独立部分を改善してから次段階へ進む
C. 対応版が出るまで、互換性と無関係な改善も含めてすべて停止する
D. 現在の互換性制約を最終アーキテクチャの恒久要件として固定する
答えと解説
答え:B
一度にすべて変更できない場合は、現在必要な互換性を維持した途中状態を成立させ、独立して改善できる部分を先に変更し、制約を解消できる条件が整ってから次のターゲット状態へ進みます。