CCNA-069 · 理解確認
理解確認:Traceroute
単一選択 9 · 複数選択 6 · 15問
TracerouteがHopを段階的に観測できる仕組みとして最も適切なものはどれか。
B. 送信元IPをHopごとに変更する
C. パケットサイズを1バイトずつ増やす
D. 宛先MACアドレスをHopごとに変更する
答えと解説
答え:A
TTLを段階的に増やすことで、試行パケットを1Hopずつ遠くへ進め、TTLが尽きたHopからの応答を観測する。
TTL=3の試行に対して192.0.2.3からICMP Time Exceededを受信した。直接判断できることはどれか。
B. その試行のTTLが192.0.2.3で尽き、送信元が応答を受信した
C. 192.0.2.3ですべての転送が正常である
D. 往路と復路が完全に同じである
答えと解説
答え:B
Time Exceededは、その試行のTTLがそのHopで尽き、そこからの応答を受信できたことを示す。最終宛先到達や全転送正常までは証明しない。
Cisco IOSの代表的なIPv4 UDP Tracerouteで、宛先到達を判断する手掛かりとして本文で扱っているものはどれか。
B. 途中HopのRTTが一定であること
C. 宛先からのICMP Port Unreachableなどの応答
D. すべてのHopが同じサブネットにあること
答えと解説
答え:C
代表的なIPv4 UDP Tracerouteでは、途中HopはTime Exceeded、宛先到達時はPort Unreachableなどの応答が完了判断の手掛かりになる。
Tracerouteが宛先まで完走した。本文のEvidenceの扱いとして正しいものを2つ選べ。(2つ選択してください)
B. WebやSSHなど全アプリケーションが正常と証明できた
C. 往路と復路が完全に同じ経路と証明できた
D. Tracerouteとして観測した到達性と、アプリケーション正常性は分けて判断する
E. 経路上の全装置で全種類の通信が許可されていると証明できた
答えと解説
答え:A / D
完走から直接言えるのはTraceroute試行が宛先へ到達したことまでで、アプリケーション正常性や経路の完全一致は別Evidenceが必要である。
出力が「2 192.0.2.1 2 msec * 3 msec」だった。`*`の読み方として最も適切なのはどれか。
B. Hop 2で転送が停止したと確定した
C. 宛先への到達が成功したと確定した
D. その1回の試行ではタイムアウトまで期待した応答を受信しなかった
答えと解説
答え:D
`*`はその試行で期待した応答を受信できなかったことを示す。単発の`*`だけでは装置故障や転送停止を確定できない。
Traceroute結果が「1 応答 / 2 * / 3 応答 / 4 宛先応答」だった。適切な判断を2つ選べ。(2つ選択してください)
B. Hop 2でパケット転送が停止したと確定できる
C. Hop 3と宛先が応答しているため、試行パケットはHop 2より先へ進んだ可能性が高い
D. Hop 2のインターフェース故障が確定できる
E. 宛先未到達と判断する
答えと解説
答え:A / C
後続Hopと宛先が応答しているため、Hop 2の応答非観測と転送停止を同一視しない。
Hop 1〜4は応答し、Hop 5以降が継続して`*`になった。最も適切な記録はどれか。
B. Hop 4が障害装置である
C. Hop 5が障害装置である
D. Hop 5以降の全装置が停止している
答えと解説
答え:A
最後に応答したHopと最初の継続タイムアウトを観測事実として記録し、障害地点とは断定しない。
Hop 1〜4は応答し、Hop 5以降が継続して`*`である。この結果から次に行う判断として適切なものを2つ選べ。(2つ選択してください)
B. Hop 4より先の区間を追加確認候補として扱う
C. Hop 5を根本原因と確定する
D. Tracerouteだけで根本原因の特定を完了する
E. 候補範囲のInterface状態・経路情報・Filteringなどを別Evidenceで確認する
答えと解説
答え:B / E
Tracerouteは原因を一意に証明する道具ではなく、最後の応答地点より先を候補範囲として絞り、別Evidenceで検証する。
TracerouteでA→B→C→宛先というHop列を観測した。この結果だけから復路について言えることはどれか。
B. 復路の完全なHop列はこの結果だけでは断定できない
C. 復路は必ず別経路である
D. 各Hopからの応答には復路が不要である
答えと解説
答え:B
Tracerouteで表示されるHop列は主に送信方向の試行で観測した結果であり、応答の復路が同一経路とは限らない。
あるHopが`*`になる理由について、本文のEvidence範囲で成立する可能性を2つ選べ。(2つ選択してください)
B. そのHopがTTL満了への応答を返さない、または応答が制限されている
C. 宛先アプリケーション障害が必ず発生している
D. そのHopからの応答が送信元へ戻る途中で届かない
E. 経路上の全ルータが必ず停止している
答えと解説
答え:B / D
`*`は応答非観測であり、応答制限・Filtering・復路問題など複数の可能性がある。1つの原因へ確定しない。
途中HopとしてIPアドレスが表示されたとき、その表示から直接証明できることはどれか。
B. そのHopが最終宛先である
C. その試行に対する応答をそのIPアドレスから受信した
D. そのHop以降の経路も正常である
答えと解説
答え:C
Hop表示は、その試行でその応答元から応答を受信した観測事実である。装置全体や後続経路の正常性までは証明しない。
Pingは宛先へ成功している一方、Tracerouteでは途中Hopに`*`がある。本文の考え方として正しいものを2つ選べ。(2つ選択してください)
B. Ping成功ならTracerouteの全Hopも必ず応答する
C. 途中の`*`だけで経路断と確定する
D. Ping成功なら往路と復路が同一と証明できる
E. 途中HopがTraceroute用の応答を返さなくても通常の転送を続ける場合がある
答えと解説
答え:A / E
宛先への到達性と、各HopがTraceroute用応答を返すことは別である。後続Hopや宛先が応答するなら途中`*`を転送停止としない。
HopごとのRTTが1 ms、20 ms、3 msのように変化した。本文の範囲で最も適切な扱いはどれか。
B. RTTが大きいHopは必ずPacket Lossを起こしている
C. RTTから復路の全Hopを復元する
D. RTTは観測値として扱い、この値だけで障害Hopを確定しない
答えと解説
答え:D
本文ではRTTを観測値として扱い、主な判断軸はHop応答の有無と範囲である。RTT単独で根本原因を確定しない。
Tracerouteで継続タイムアウトが発生した。観測事実と仮説を分けた記述として正しいものを2つ選べ。(2つ選択してください)
B. 「復路問題は存在しない」と確定できる
C. 「Hop 4までは応答、Hop 5以降は継続タイムアウト」は観測事実である
D. 「Filteringは存在しない」と確定できる
E. 「Hop 4より先の経路に問題がある可能性」は追加確認すべき仮説として扱える
答えと解説
答え:C / E
応答範囲は観測事実、原因候補は仮説として分離する。Tracerouteだけで具体的な故障装置や原因を確定しない。
Traceroute結果から追加確認へ進む標準的な考え方として最も適切なものはどれか。
B. 最初の`*`を原因と確定して調査を終了する
C. 宛先まで完走したらアプリケーション確認は不要とする
D. 応答範囲と非応答範囲を整理し、候補範囲を別の確認情報で検証する
答えと解説
答え:D
Tracerouteは応答範囲から追加確認範囲を絞る道具であり、候補範囲をInterface状態・経路情報・Filteringなど別Evidenceで検証する。